英語力ゼロでOK!海外一人旅を「会話なし」で安全に楽しむ完全技術ガイド

空港の出発ロビーでスマホを掲げて道を確認する一人旅の旅行者、パステルカラーの飛行機と希望に満ちた水彩画イラスト

「海外一人旅に行きたいけど、英語がまったく話せない…」

この不安、本当によく分かります。

入国審査で何を聞かれるか怖い。レストランで注文できる自信がない。トラブルが起きたら終わりだと思っている。

でも、安心してください。

結論から言うと、英語を1フレーズも覚えなくても、スマホと事前準備だけで海外一人旅は十分に可能です。

この記事では、「英語を勉強する」のではなく、「英語を使わずに済む仕組みを作る」という発想の転換で、誰でも今すぐ海外に飛び出せる具体的なテクニックをすべて公開します。

英会話スクールへの誘導もありません。「簡単なフレーズを覚えましょう」なんて言いません。

私がお伝えするのは、「会話が発生するポイントを潰し、すべてを”見せるだけ”で完結させる」という徹底的に実践的なアプローチです。

出発前のスマホ設定から、入国審査の突破法、ホテル・飲食店での立ち回り、万が一のトラブル対応まで、すべてをカバーします。

さあ、英語の勉強は後回しにして、まずはチケットを取りましょう。

本記事は執筆時点の情報をもとに作成されています。

目次

なぜ「英語力ゼロ」でも海外一人旅ができるのか?

翻訳アプリの進化・スマホ文化の定着・会話回避の3つの理由を示すコンセプト図、スマホから翻訳結果が吹き出しで出ている水彩画イラスト

「英語が話せないと海外は無理」というのは、もはや過去の話です。

なぜ断言できるのか? それには3つの理由があります。

翻訳精度が劇的に進化した

翻訳アプリの精度は、数年前とは比べものになりません。

国立研究開発法人NICTが開発した「VoiceTra」の利用統計が事実を物語っています。

VoiceTra利用状況(2025年12月31日時点)

  • ダウンロード数(累計):約1,486万回
  • 翻訳利用回数(累計):約10億7,476万回

参照:VoiceTra利用状況

累計10億回以上の翻訳利用。すでに多くの人がテクノロジーで言語障壁を乗り越えています。

さらに、Google翻訳はオフラインでも使用可能です。

事前に言語ファイルをダウンロードしておけば、インターネット接続がなくても翻訳機能が使えます。

参照:Google翻訳 オフライン翻訳について

「Wi-Fiがない場所で詰む」という心配は杞憂です。

世界中で「スマホを見せる」が常識になった

2024年の日本人出国者数は約1,300万人を超えました(JNTO統計より)。

参照:JNTO 日本の観光統計データ

世界中でスマホを使ったコミュニケーションが当たり前になりました。「翻訳アプリの画面を見せる」という行為に、まったく違和感はありません。

むしろ、下手な英語で延々とやり取りするより、翻訳結果を見せた方が相手も楽なのです。

「話さない」方が安全な場面もある

意外かもしれませんが、「話そうとするから失敗する」ケースは多いのです。

余計な交渉を試みて誤解が生まれる。曖昧な返答をして想定外の状況に陥る。

一方、「紙やスマホで提示する」という一貫したスタイルを取れば、コミュニケーションのブレが減ります。結果的にトラブル回避につながるのです。

「英語が話せない」は欠点ではありません。「余計な会話をしない」という強みに変えられます。

【準備編】会話をゼロにする「スマホ」の最強セットアップ

海外一人旅の出発前6ステップ、オフラインパックDLから緊急連絡先登録までの会話ゼロ化セットアップフローを示す水彩画スタイルの手順図

さて、ここからが本題です。

出発前に日本で済ませておくべきスマホの設定を、具体的なステップで解説します。

この準備をしておくかどうかで、現地での安心感がまったく違います。

Step 1: Google翻訳のオフラインパックをダウンロードする(必須)

これは絶対にやってください。

Wi-Fiが使えない場所、SIMを入れ替え中、機内モード解除し忘れ…。通信できない状況は意外と多いものです。

やり方(iOS/Android共通)

  1. Google翻訳アプリを開く
  2. 言語選択画面で、渡航先の言語の横にある「↓(ダウンロード)」アイコンをタップ
  3. ダウンロード完了後、オフラインでも翻訳可能に

【重要】
オフライン翻訳は「テキスト入力」と「カメラ翻訳」の両方で機能します。ただし、音声入力はオンライン環境が必要です。

参照:Google翻訳 オフライン翻訳

Step 2: カメラ翻訳の練習をしておく

メニュー、看板、券売機…。現地では「読めない文字」との戦いになります。

Google翻訳のカメラ機能を使えば、スマホをかざすだけでリアルタイム翻訳されます。

ただし、小さい文字や装飾的なフォントは誤訳しやすいという弱点があります。

参照:Google翻訳 画像翻訳について

日本にいる間に、外国語のパッケージや書籍などで試しておくと安心です。精度の限界を把握できます。

Step 3: 「見せるだけ」定型文をアプリに保存する

会話をゼロにするための最重要テクニックです。

想定されるシチュエーションごとに、あらかじめ翻訳した文章を保存しておきます。

DeepLの場合、保存済みの訳文はオフラインでも参照可能です。

参照:DeepL モバイルアプリで訳文を保存機能

保存しておくべき定型文の例

  • トイレはどこですか?
  • これをください(指差し前提)
  • 会計をお願いします
  • カードで払えますか?
  • 〇〇アレルギーがあります(食べられません)
  • この住所に行きたいです(地図表示と併用)
  • 予約しています。名前は〇〇です
  • 体調が悪いです

Step 4: 重要書類を「PDF/スクショ+紙」で二重化する

スマホに保存するだけでは危険です。

電池切れ、故障、紛失…。スマホが使えなくなる可能性は常にあります

以下の情報は、必ず紙でも印刷して携行してください。

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項目形式備考
航空券の予約確認PDF+紙eチケット番号が分かればOK
宿泊先の予約確認PDF+紙住所、電話番号も明記
海外旅行保険証券PDF+紙緊急連絡先も
パスポートのコピー紛失時の再発行手続き用
緊急連絡先リスト家族、カード会社、保険、大使館

Step 5: 緊急連絡先をオフラインで引ける形に保存する

いざという時、「ググれば分かる」では間に合いません。

以下の連絡先を、スマホの「連絡先」アプリと紙のメモ両方に登録しておきましょう。

  • 家族・友人の電話番号
  • クレジットカード会社の緊急デスク
  • 海外旅行保険の緊急連絡先
  • 渡航先の日本大使館・領事館
  • 現地の緊急電話番号(警察・救急)

参照:外務省 海外安全ホームページ

Step 6: 「スマホ死亡」に備えた代替手段を携行する

最悪のケースを想定しておくことが、最大の安心につながります。

  • 現金(少額の現地通貨):カード決済できない場合の保険
  • 紙に書いた宿泊先住所:タクシーの運転手に見せる用
  • 予約番号の控え(紙):ホテルのチェックイン時
  • カード紛失時の停止手順メモ:番号だけでなく、手順も

【実践編】シーン別「見せるだけ」完全攻略ガイド

入国審査・ホテル・レストラン・交通の4シーンで「見せるだけ」で突破する方法を2x2グリッドで示す水彩画イラスト

準備ができたら、いよいよ実践です。

海外一人旅で「会話が発生する場面」は、実はパターン化できます。

すべてのシーンで、「何を見せれば会話なしで突破できるか」を具体的に解説します。

入国審査:「突破シート」を見せて無言で通過する

入国審査は、英語が苦手な人にとって最大の恐怖ポイントですよね。

でも、聞かれることは基本的に決まっています。

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質問内容提示するもの
旅行の目的は?「Sightseeing」と書いた紙 or 画面
何日滞在する?滞在日数を書いた紙 or 帰国便の予約確認
どこに泊まる?ホテル名・住所・予約番号を書いた紙
帰りの航空券は?eチケットの画面 or 印刷物
お金は持っていますか?「I can pay for my stay」と書いた紙+カードを見せる

これらを1枚にまとめた「入国審査突破シート」を作っておけば、質問されたら該当箇所を指差すだけで済みます。

【入国審査突破シートのテンプレート(英語例)】

  • Purpose of visit: Sightseeing
  • Duration: _ days (From to ___)
  • Accommodation: [Hotel name] / Address: [address] / Reservation No: [__]
  • Return flight: [Airline] [Flight No] on [date]
  • Funds: Cash + Card (I can pay for my stay)
  • Contact in Japan: [Name] / [Phone]

これを印刷またはスマホに保存し、審査官に見せてください。

追加質問をされたり、確認のために別室に案内されることもあり得ます。

しかし、必要な情報を即座に提示できる状態であれば、通過できる可能性は格段に上がります。

ホテルのチェックイン:予約確認書を見せるだけ

ホテルのフロントで長々と会話する必要はありません。

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準備するもの見せ方
予約確認メール or 画面「I have a reservation.」と言いながら見せる(言わなくてもOK)
パスポート提示を求められたら渡す
クレジットカードデポジット(保証金)用

要望があれば(禁煙、高層階など)、翻訳した短文を見せましょう。

: 禁煙の部屋をお願いします → Non-smoking room, please.

レストラン:写真指差し+アレルギーカードで完結

飲食店での注文は、意外と簡単です。

攻略法

  1. 写真付きメニューがある店を選ぶ:指差しで済む
  2. 翻訳アプリで「これをください」を見せる:写真がない場合
  3. アレルギーカードを事前に作成:食べられないものがあれば必須
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シチュエーション見せる内容
注文時「I’d like this, please.」+メニューを指差し
アレルギー「I am allergic to 〇〇.」(現地語+英語併記のカード)
会計「Check, please.」または翻訳画面
カード払い「Can I pay by card?」または翻訳画面

交通機関:電卓アプリと行き先カードを活用

タクシー、地下鉄、バス…。移動中は言葉の壁をもっとも感じる場面です。

タクシーの場合

  • 行き先の住所を画面で見せる:Google Mapsで目的地を開いておく
  • 値段交渉が必要な国では電卓アプリ:数字を見せて確認する

地下鉄・バスの場合

  • 路線図をスクショしておく:オフラインで確認できるように
  • 降車駅の名前をメモ:運転手や乗客に見せて「ここで教えて」とジェスチャー

韓国のように多言語対応が進んでいる国では、日本語案内も充実しています。

韓国では「1330」という観光ホットラインがあり、日本語での相談が可能です。

参照:VisitKorea 1330 Korea Travel Hotline

【国選び】英語が話せない人におすすめの国・地域

英語が話せない人向けの台湾・韓国・ハワイ・タイの難易度別おすすめ国チャート、各国のランドマークを水彩画タッチで表現

「どこの国なら安心か?」

私は「親日だから」という曖昧な理由では選びません。物理的に分かりやすいかどうかで判断します。

初心者向け:台湾

おすすめ理由

  • 漢字が読める:駅名、メニュー、看板…。何となく意味が分かる安心感
  • 日本語話者が多い:観光地では日本語対応可能な店も
  • 親切なローカル:困っていると助けてくれる人が多い

注意点

  • 繁体字なので、日本の漢字と微妙に違う字もある
  • 英語は観光地以外ではあまり通じない(=翻訳アプリが活躍)

初心者向け:韓国

おすすめ理由

  • 交通案内の日本語対応が充実:地下鉄、バス、案内アナウンス
  • 日本語相談窓口がある:「1330」コールセンターは24時間対応
  • 距離が近い:何かあってもすぐ帰国できる安心感

注意点

  • ハングルはまったく読めないので、翻訳アプリ必須
  • 飲食店では日本語メニューがない場合も多い

中級者向け:ハワイ / グアム

おすすめ理由

  • 日本人観光客慣れしている:日本語対応可能な店が多い
  • 日本系のサービスが充実:JTBラウンジ、日本語ツアーなど
  • 治安が比較的良い:初めての海外でも安心

注意点

  • アメリカ領なので入国審査はやや厳格(ESTA必須)
  • 日本語対応エリアを外れると完全に英語圏

中級者向け:タイ

おすすめ理由

  • 非英語圏同士で翻訳アプリが活躍:お互いスマホで対等にコミュニケーション
  • 物価が安い:失敗しても金銭的ダメージが小さい
  • 人懐っこい国民性:ジェスチャーでも何とかなることが多い

注意点

  • タイ文字はまったく読めないので、カメラ翻訳必須
  • 観光地以外では英語もほぼ通じない

国選びのチェックポイント

「英語不要」だけで国を選ぶのは危険です。以下も必ず確認してください。

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チェック項目確認方法
治安レベル外務省 海外安全ホームページ
医療アクセス海外旅行保険のカバー範囲
交通インフラの分かりやすさ現地の公共交通情報を事前リサーチ
日本語相談窓口の有無観光局サイト、カード会社デスク

参照:外務省 海外安全ホームページ

【トラブル編】「詰んだ」時こそアナログの出番

スマホが使えなくなった時のための紙バックアップリスト、パスポートコピー・緊急連絡先・現金を含むチェックリスト水彩画イラスト

ここまでデジタルツールの活用を解説してきました。

しかし、スマホ全振りは危険です。

スマホは壊れます。電池は切れます。落とすこともあります。

トラブルが起きた時、最後に頼れるのは「アナログ」です。

スマホ紛失・電池切れ対策:紙のバックアップ

以下の情報は、必ず紙で印刷して、スマホとは別の場所に保管してください。

【紙バックアップリスト】

  • [ ] パスポートのコピー
  • [ ] 航空券の予約確認
  • [ ] 宿泊先の住所・電話番号
  • [ ] 海外旅行保険の証券番号・緊急連絡先
  • [ ] クレジットカード紛失時の連絡先
  • [ ] 日本大使館・領事館の住所・電話番号
  • [ ] 緊急連絡先(家族・友人)
  • [ ] 現金(少額)

緊急時の「指差し会話」:最低限の表現

紙に書いておくか、スマホとは別にメモしておくと安心です。

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日本語英語(書いて見せる用)
助けてくださいPlease help me
警察を呼んでくださいPlease call the police
病院に行きたいI need to go to a hospital
財布を盗まれましたMy wallet was stolen
パスポートを失くしましたI lost my passport
ここが痛いです(指差し)It hurts here
日本語を話せる人はいますか?Is there anyone who speaks Japanese?

最終手段:日本語対応の支援窓口

どうにもならなくなったら、日本語で助けてくれる窓口に連絡しましょう。

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窓口連絡先
クレジットカード会社各社の海外緊急デスク(24時間対応が多い)
海外旅行保険証券に記載の緊急連絡先
日本大使館・領事館外務省サイトで確認
現地の観光ホットライン韓国なら「1330」など

参照:外務省 海外邦人援護統計

【FAQ】英語力ゼロの一人旅に関するよくある質問

英語力ゼロの一人旅に関するよくある質問、QとAの吹き出しが対になった水彩画スタイルのQ&Aイメージ図

多くの人が抱く疑問にお答えします。

Q. 本当に入国審査で別室に連れて行かれませんか?

A. 可能性はあります。ただし、準備があればほぼ問題ありません。

入国審査官が確認したいのは、「この人は観光目的で来て、ちゃんと帰るのか」ということ。

滞在目的、宿泊先、帰国便、滞在資金…。これらを即座に提示できれば、追加質問で終わることがほとんどです。

別室に案内されたとしても、必要書類を見せれば問題なく通過できるケースが大半です。

Q. 治安の悪い場所に行ってしまわないか不安です

A. 外務省の「海外安全ホームページ」を必ず確認してください。

危険情報がレベル別で公開されています。渡航前に、目的地の最新情報を必ずチェックしましょう。

夜間の移動を避ける、人通りの少ない場所に行かない、高価なものを見せない。基本的な安全対策も重要です。

参照:外務省 海外安全ホームページ

Q. 翻訳アプリだけで本当に足りますか?

A. 「足りる」けど、バックアップは必須です。

翻訳アプリは強力な味方です。しかし、電池切れ・故障・通信断のリスクがあります。

だからこそ、「紙の定型文」「重要情報の印刷」「緊急連絡先の控え」をセットで持つことが重要なのです。

Q. オフライン翻訳の精度はどのくらいですか?

A. 短文・定型文は問題なし。長文や専門用語は誤訳リスクあり。

オフライン翻訳は、短く区切った文章や単純な意思疎通には十分な精度があります。

ただし、複雑な交渉や医療・法律に関する説明は誤訳が起きやすいです。短文化・箇条書き・Yes/No確認を徹底してください。

Q. 英語の勉強をしてから行った方がいいですか?

A. 行きたい時が吉日。勉強は帰国後でもいい。

「英語が話せるようになってから行こう」と思っていると、いつまでも行けません。

まずは、この記事で紹介したツールと準備で一歩踏み出してみてください。

帰国後に「もっと話したかった」と思えば、その時にモチベーション高く勉強を始められます。

結論:「英語ができない」は、旅を諦める理由にならない

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

お伝えしたかったことは、シンプルです。

英語力ゼロでも、海外一人旅は「できる」のではなく、「すでに多くの人がやっている」現実があるということ。

必要なのは、英語の勉強ではありません。

「会話が起きる場面を潰す」という設計と、スマホと紙のバックアップです。

この記事のまとめ

  • 翻訳アプリはオフラインでも使える(事前にダウンロード必須)
  • 「見せるだけ」で済む定型文を事前に保存しておく
  • 入国審査は「突破シート」を作れば怖くない
  • 重要情報は「スマホ+紙」の二重化が鉄則
  • 最悪のケースに備えて、日本語対応窓口を控えておく

世界は、あなたが思っているよりずっと優しいです。

スマホを見せれば助けてくれる人がいます。片言どころか、無言でも旅は成立します。

「英語が話せない」は欠点ではありません。「余計な会話をせず、準備で乗り切れる」という強みです。

さあ、まずは近場のアジアから。スマホ片手に、冒険を始めましょう。

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