阿賀野川ビューから里山の湯宿まで｜新潟の「猫のいる宿」おすすめ厳選5選

2025年11月22日2025年11月23日

「温泉もごはんも楽しみたいけれど、いちばんの目的は“猫に会うこと”」。そんな猫好きにとって、新潟はじつは穴場のエリアです。

看板猫がロビーでお出迎えしてくれる宿や、阿賀野川を眺めながら猫とまったり過ごせる温泉宿、さらには愛猫と同じ部屋で泊まれるペット歓迎の宿まで、個性豊かな猫宿が点在しています。

本記事では「宿に猫がいる」ことを条件にしつつ、「自分の猫と泊まれる」情報もあわせて整理。

猫アレルギーや苦手な同伴者への配慮ポイントにも触れながら、新潟で叶える“猫と温泉の癒やし旅”にぴったりの5軒をご紹介します。

本記事でご紹介する宿

湯田上温泉なつかしの宿末廣館
三幸旅館
高瀬温泉花みちる宿ニュー萬力
清津峡温泉いろりとほたるの宿せとぐち
咲花温泉河畔の宿碧水湯（碧水荘）

湯田上温泉なつかしの宿末廣館

宿の概要

湯田上温泉・護摩堂山の麓に佇む「なつかしの宿末廣館」は、旧庄屋の屋敷跡に建つ全11室の小さな和風旅館です。

木の温もりを感じる昭和レトロな館内と、庭園を望む檜風呂・岩風呂が自慢で、弱アルカリ性の湯が体を芯から温めてくれます。

夕食は日本海の海の幸と里山の恵みをふんだんに使った会席料理で、名物の寿司会席プランも人気。お部屋食や個室食にも対応しており、周りを気にせずゆっくりと食事を楽しめるのも魅力です。

山あいの静かな立地に、看板猫「テト」がのんびりと暮らす、猫好きにはたまらない癒やしの湯宿です。

宿の特徴

看板猫テトがお出迎え

館内には人懐っこい看板猫「テト」が暮らしており、ロビーや廊下でのんびり昼寝している姿に出会えます。気分が乗っているときは、足元にすり寄ってきたり、写真撮影に付き合ってくれたりと、猫好きの心をわしづかみにする存在です。

一方で、猫アレルギーの方や動物が苦手な方への個別対応は難しいと案内されているため、心配な場合は事前に相談しておくと安心でしょう。

庭園を望む露天風呂と檜風呂

男女入替制で楽しめる庭園露天風呂と檜造りの内湯は、四季折々の景色に包まれるくつろぎの空間です。

弱アルカリ性の湯は肌あたりが柔らかく、疲労回復や肩こり、冷え性といった悩みにも良いとされており、湯口から掛け流されるお湯にゆったり浸かれば、旅の疲れもすっとほどけていきます。

こぢんまりとした湯船なので混み合いにくく、静かに温泉を楽しみたい人にぴったりです。

海鮮たっぷりの寿司会席

夕食では、日本海で揚がった旬の魚介を中心にした会席料理が味わえます。特に、上生寿司7貫に季節の料理を組み合わせた「すし会席プラン」は、鮮度の良いネタとバランスの良い品数で高評価。

のどぐろなどの高級魚が登場する季節もあり、地元の海の幸を堪能したいグルメ派にも満足度の高い内容です。

新潟の地酒も10種類以上取り揃えられており、食中酒とのペアリングも楽しめます。

お部屋食・個室食でゆったり夕食

夕食はお部屋食または個室食でいただけるプランが中心で、他の宿泊客を気にせず自分たちのペースで食事を進められます。

小さなお子さまと一緒の家族旅行や、記念日を静かに祝いたいカップル・夫婦にはとてもありがたいスタイルです。

猫とのふれあいでほっこりした後に、プライベートな空間でゆっくりと料理とお酒を味わえるのが、この宿ならではの魅力と言えるでしょう。

山あいの静けさに包まれるロケーション

湯田上温泉街の高台に位置し、周囲には田園や里山の風景が広がります。

護摩堂山のハイキングや、近郊の観光スポットと組み合わせた「のんびり温泉旅」の拠点としても使いやすく、都会の喧騒を離れて心からリラックスしたい人にぴったりです。

館内も客室数が少ない分、静かな雰囲気が保たれており、猫と温泉、昔ながらの旅館情緒をゆっくりと味わえます。

口コミ

露天風呂から庭園を眺めながらゆったり浸かれ、泉質の良さと静かな雰囲気で心身ともに癒やされたという声が多く寄せられています。
秋のプランでのどぐろ料理や日本酒の飲み比べを楽しみ、「料理の質・量ともに大満足で、また季節を変えて訪れたい」と感想を残すリピーターがいます。
「料理がとにかく美味しく、家族全員が大満足」「2回目の利用だがまた来たい」といった内容が複数見られ、食事への評価の高さがうかがえます。
木の温もりに包まれた客室は落ち着いて過ごせ、スタッフの細やかな心配りも印象的だったと、接客面をほめる口コミが多く見られます。
看板猫テトの存在も旅の楽しみとして語られており、「猫に癒やされるアットホームな宿」「お気に入りの宿としてまた利用したい」との声が目立ちます。

こんな人におすすめ！

末廣館は、猫と温泉、そして料理をゆっくり味わいたい大人の旅にぴったりの宿です。

こぢんまりとした館内に客室11室という規模感のため、静かな雰囲気を大切にしたいカップルや夫婦旅には特におすすめ。お部屋食や個室食で周りを気にせず食事ができるので、記念日や誕生日を落ち着いて祝いたい人にも向いています。

また、日本海の幸を活かした会席料理や寿司会席を楽しめることから、「とにかくご飯の美味しい宿に泊まりたい」というグルメ志向の旅行者にも支持されています。

一方で、館内には看板猫テトが自由に行き来するため、猫好きにはたまらない反面、猫アレルギーや動物が苦手な人にはやや不向きです。

山あいの静かな環境で、猫との出会いも含めて“なつかしい田舎の温泉宿”を満喫したい人にこそ選んでほしい一軒です。

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三幸旅館

宿の概要

長岡駅から徒歩約6分という好立地にある三幸旅館は、昭和の雰囲気を残した小さなビジネス旅館です。

全館禁煙で、客室は和室を中心にシンプルながら清潔感があり、共同の浴室・トイレを利用するスタイル。設備は必要最小限ですが、こまめな清掃と家庭的なもてなしで、出張や一人旅の常連客も多く抱えています。

素泊まりプランが中心で、近隣の飲食店やコンビニを利用しながら、自分のペースで滞在できるのが特徴です。そして何より、館内で暮らす看板猫「なな」の存在が旅の印象を一段と温かいものにしてくれる、駅チカの“猫宿”です。

宿の特徴

看板猫「なな」が名物

館内には看板猫の「なな」が暮らしており、到着時や出発時にロビーで出迎えてくれることもあります。楽天トラベルの看板猫ランキングで全国上位にランクインしたこともあり、その愛らしい姿に会うために宿を選ぶゲストもいるほど。

気ままな猫らしく寝ている時間も多いですが、機嫌が良いときには近寄ってきてくれるので、猫好きにとっては何よりの癒やしになります。

長岡駅徒歩圏の便利な立地

JR長岡駅の大手口から徒歩6分ほどと、市街地観光やビジネス利用に非常に便利な立地です。周辺には飲食店や居酒屋、コンビニ、金融機関などが揃っており、夜の食事やちょっとした買い物にも困りません。

山本五十六記念館や長岡戦災資料館など市内の観光スポットにもアクセスしやすく、花火大会やイベント時の拠点としても重宝される旅館です。

リーズナブルな素泊まり中心

三幸旅館は、食事なしの素泊まりプランが基本となっており、価格重視の一人旅や出張客に人気です。

館内での夕食サービスはありませんが、その分、周辺の飲食店を自由に選べるのが魅力。

長岡のご当地グルメや地酒を外で楽しみつつ、宿では静かに眠るだけというスタイルの人にはぴったりで、コスパの良い“寝るだけ拠点”として支持されています。

古いながらも清潔感ある館内

建物自体は築年数が経っているものの、共用の洗面台や浴室のリニューアルが進められ、清潔に保たれています。

昔ながらの旅館らしい雰囲気を残しつつ、最低限の快適さが確保されているため、「昭和レトロな宿が好き」という人にはむしろ心地よい空気感。

新しいホテルのような最新設備はありませんが、その分アットホームで落ち着くという声が多く聞かれます。

ペット同伴の可能性と注意点

一部の予約サイトでは、犬や猫と一緒に泊まれるプランが紹介されることがありますが、受け入れ条件や頭数制限などの詳細は変動する可能性があります。

自分の愛猫と泊まりたい場合は、必ず事前に宿へ直接確認し、ケージ利用や寝具の扱いなどのルールを守ることが重要です。

看板猫のななも暮らしているため、ほかの猫との相性なども含めて相談すると安心でしょう。

口コミ

「長岡駅から歩いてすぐで、周辺に飲食店も多くて便利。観光にもビジネスにも使いやすい」と、立地の良さを評価する声が多数あります。
2年連続で利用したゲストは「安くて駅から近く、共用洗面台も綺麗になっていた。看板猫のお見送りが嬉しい」とリピート理由を語っています。
建物の古さはあるものの、「清掃が行き届き共同の風呂やトイレも快適」「情緒があって落ち着く」と、価格以上の満足感を感じる口コミが目立ちます。
「女将さんの親切な対応が印象的で、また泊まりたい」と接客を高く評価するレビューもあり、家庭的な雰囲気を好む人から支持されています。
一方で、「館内に猫がいるため、猫アレルギーの人や動物が苦手な人には向かない」との率直なコメントもあり、事前に認識しておくべきポイントとされています。

こんな人におすすめ！

三幸旅館は、長岡駅周辺でリーズナブルに泊まりたい一人旅や出張客に特におすすめの宿です。

素泊まり主体で、駅前の飲食店を自由に使えるため、「出張ついでに長岡グルメや地酒も楽しみたい」というビジネスパーソンにはぴったり。また、

看板猫のななに会うことを目的に宿を選ぶ猫好きの旅行者にも向いており、観光拠点というより“猫に会える下町の宿”という感覚で楽しめます。

建物自体は新しくないものの、清掃が行き届き、必要な設備は揃っているので、ホテルのような豪華さよりも、家庭的で温かい雰囲気を求める人に合うでしょう。

長岡花火やイベントの際に「駅近で安くて、ちょっと個性的な宿に泊まりたい」という人や、鉄道旅で軽装の一人旅を楽しむ人には、気取らない拠点として最適です。

ただし、館内には猫が暮らしているため、アレルギーや動物が苦手な同伴者がいる場合は注意が必要です。

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高瀬温泉花みちる宿ニュー萬力

宿の概要

新潟県・関川村の高瀬温泉に佇む「ニュー萬力」は、磐梯朝日国立公園の自然に抱かれた純和風の温泉宿です。山里の景色を望む和室と、ナトリウム塩化物泉の源泉かけ流し温泉が自慢で、熱めのお湯を24時間いつでも楽しめます。

館内は昭和の面影を残す落ち着いた雰囲気で、華美ではないものの、温泉と食事をじっくり味わう“湯治気分”の滞在に向いた宿です。

夕食にはA5ランクの和牛や山菜、川魚など越後の山海の幸を盛り込んだ会席料理が並び、旬の味覚を求めて足を運ぶリピーターも少なくありません。

さらに、小型犬や猫といったペットとの同室宿泊が可能で、愛猫と一緒に温泉旅を楽しめる貴重な一軒として注目されています。

宿の特徴

猫も一緒に泊まれるペット歓迎の宿

ニュー萬力は、犬だけでなく猫や小動物も受け入れているペット同伴可の温泉宿です。

専用の和室で愛犬・愛猫と一緒に過ごせるプランが用意されており、ケージ利用やトイレの管理などのルールを守れば、家族全員で同じ部屋に泊まることができます。

ペット同伴OKの宿は犬メインで猫NGの場合も多いなか、猫も歓迎してくれるのは猫飼いさんにとって大きな魅力です。

源泉かけ流しの熱めの湯を24時間堪能

高瀬温泉の豊富な湯量を誇る源泉は約69度と高温で、加水・加温を最低限に抑えた掛け流しの湯が楽しめます。

ナトリウム塩化物泉の湯は湯冷めしにくく、体の芯からぽかぽかと温まるのが特徴。肩こりや冷え性、疲労回復などに良いとされ、熱めの湯が好きな人にはたまらない環境です。

24時間入浴可能なため、夜中や早朝に静かな湯浴みを楽しめるのもポイントです。

山里の味覚を活かした会席料理

夕食では、A5ランクの和牛や山菜、川魚、地元野菜などを使った会席料理が提供されます。派手さよりも素朴さと丁寧さを大切にした内容で、「久しぶりの大当たりの宿」と感想を残すゲストもいるほど。

季節によって山菜の天ぷらやきのこ料理が並ぶほか、プランによってはグレードアップしたお肉料理が楽しめることもあり、温泉と料理目当てのリピーターを惹きつけています。

ペット向け設備と過ごし方の工夫

ペット同伴プランでは、ペット用の和室や同伴可能スペースが案内されており、布団の上に上がらせない・トイレシートを持参するなどのルールのもとで共に過ごせます。

館内すべてにペットが入れるわけではありませんが、その分、一般の宿泊客も含めて快適に過ごせるよう配慮されています。散歩には、温泉街周辺の静かな道や河原が利用でき、自然を感じながらのんびり歩けるのも魅力です。

昔ながらの温泉街でのんびり滞在

ニュー萬力がある高瀬温泉は、昔ながらの温泉街の雰囲気を残しつつ、近年はやや静かなエリアになっています。

そのぶん、観光地の喧騒から離れて落ち着いた時間を過ごしたい人にはぴったりの環境です。

周辺観光は控えめに、宿で温泉と食事、ペットとの時間をゆったり楽しむ“滞在型の旅”に向いており、派手さよりも素朴さと居心地の良さを求める人にフィットします。

口コミ

「源泉かけ流しの熱めの湯が最高で、体の芯まで温まった。またこの温泉に入りに来たい」と、湯質と湯量を絶賛する声が多く寄せられています。
建物は古いが「掃除が行き届いていて気持ちよく過ごせた」「料理も丁寧でおいしく、久しぶりの大当たりの宿だった」と、素朴さと清潔感を評価するレビューがあります。
ペット同伴プランの利用者からは、「お風呂と食事に大満足だった一方、設備トラブルでシャワーが使えなかった」など、良かった点と改善点を率直に記した口コミも見られます。
一人旅のゲストからは、「温泉と山菜中心の料理のバランスが良く、量もほどよく美味しかった。静かな環境でゆっくりできた」といった感想が寄せられています。
「源泉かけ流しの湯と素朴な料理、価格のバランスがちょうどよく、また泊まりたい」という声も多く、派手さはないながらリピーターに支えられている様子がうかがえます。

こんな人におすすめ！

ニュー萬力は、自分の猫や犬と一緒に温泉旅行を楽しみたい人にまずおすすめしたい宿です。

猫も受け入れているペット宿はまだまだ少ないため、「愛猫と同じ部屋で過ごしながら温泉にも入りたい」という願いをかなえてくれる貴重な存在と言えます。

また、源泉かけ流しの熱めのお湯が好きな温泉ファンにも好相性で、観光よりも「ひたすら湯に浸かってのんびりしたい」という湯治感覚の滞在にぴったりです。

料理も派手な演出こそないものの、山菜や川魚、和牛など山里の味覚をしっかり味わえる内容のため、素朴な和食が好きな人には高い満足度が期待できます。

一方で、設備の新しさやスタイリッシュさを求める人、温泉街の賑わいや買い物・観光の便利さを重視する人にはやや物足りないかもしれません。

静かな山里の温泉地で、ペットと一緒にのんびりとお湯と食事を楽しみたい人には、まさにうってつけの一軒です。

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清津峡温泉いろりとほたるの宿せとぐち

宿の概要

「いろりとほたるの宿せとぐち」は、清津峡温泉郷の一角、清津川沿いの瀬戸渓谷を望む場所に建つ小さな温泉宿です。

昭和12年に建てられた木造建築を大切に使い続けており、客室数も多くないため、まるで田舎のおばあちゃんの家に泊まりに来たような温かい雰囲気が漂います。

温泉は弱食塩泉で、源泉31度の湯を加温・循環しながら加水なしで使用しており、「弘法の授け湯」とも呼ばれる素朴な湯ざわりが魅力です。

夕食は囲炉裏端で炊き立ての南魚沼産コシヒカリとともに、山菜や川魚、きのこ、ジビエなど里山の恵みを味わうスタイル。

さらに、館内では看板猫「こてつ」が暮らしており、人懐こい性格で宿泊者を和ませてくれます。

宿の特徴

看板猫「こてつ」とのふれあい

公式に「看板猫虎徹」と紹介されているこてつは、人懐こくて撫でられるのが大好きな看板猫です。ロビーや廊下でくつろいでいることが多く、機嫌が良ければ抱っこもさせてくれるほどのフレンドリーさ。

猫好きの宿泊者からは「こてつに会いにまた来たい」という声も多く、温泉や料理と並んで、この宿の大きな魅力になっています。

ただし、猫の体調や気分によってはあまり姿を見せない日もあるため、会えるかどうかは運次第という点は理解しておきたいところです。

囲炉裏で味わう郷土料理とジビエ

夕食は、囲炉裏を囲んでいただく郷土料理が名物です。炊き立ての釜炊きご飯に、山菜やきのこの小鉢、川魚の塩焼き、地元の野菜料理が並び、素朴ながらも滋味深い味わいが楽しめます。

さらに、熊・いのしし・鹿・鴨などのジビエを3種食べ比べできるプランもあり、山里ならではの食文化を体験できるのもこの宿ならでは。派手な会席料理とは異なる、“山のごちそう”を求める人にはたまらない内容です。

ホタルと雪遊びを楽しめる自然環境

初夏には宿のすぐ近くでゲンジボタルやヘイケボタルが舞い、明かりを落とした夜の川辺で幻想的な光景を楽しめます。

真冬には一面の雪景色となり、かまくらでのティータイムや雪の中の散歩など、雪国ならではの遊びも満喫可能。

清津峡トンネルや周辺の棚田景観など、四季折々に見どころが変わるエリアにあり、自然の表情を間近に感じられるのが魅力です。

昭和レトロな木造建築と素朴な設備

　館内は昭和初期の木造建築を活かした造りで、床や柱、階段に年季が感じられる一方、こまめな清掃で清潔に保たれています。トイレや洗面所、浴室は基本的に共用で、最新のシティホテルに比べると設備面は質素ですが、その分「昔ながらの田舎の家」に泊まるような温かさを感じられます。静かな時間を大切にしたい人や、レトロな雰囲気が好きな人には心地よい空間です。

ペット同伴不可で静かに過ごせる宿

せとぐちはペット同伴不可と明記されており、ゲストがペットを連れて泊まることはできません。

そのため、館内で飼われている看板猫こてつ以外の動物が出入りすることはなく、猫アレルギーがない猫好きであれば、落ち着いた環境で猫との時間を楽しめます。

ペット連れ旅というより、「猫のいる田舎宿」に泊まりたい人にぴったりの方針と言えるでしょう。

口コミ

ジビエコースを利用したゲストからは、「鹿・猪・鴨などの肉を囲炉裏で焼いて食べる体験が新鮮で、品数も味も大満足だった」と料理を絶賛する声が寄せられています。
「宿のすぐそばでホタルが舞う幻想的な光景を見られた」「田舎のばあちゃん家のような雰囲気で、時間を忘れてくつろげた」と、自然環境と素朴な雰囲気を評価する口コミがあります。
両親を連れて宿泊した人からは、「女将さんの明るい接客と心のこもった料理に、両親も大満足。また連れて行きたいと思える宿」と、家族旅行に適した宿としての感想が寄せられています。
登山やサイクルイベント後に利用したゲストは、「手作りの田舎料理と釜炊きご飯がとても美味しく、疲れた体に染みわたった」とアウトドア旅との相性の良さをコメントしています。
館内の古さを指摘しつつも、「掃除が行き届き、囲炉裏の食事と看板猫こてつ、アットホームな雰囲気に癒やされた」と、総合的には高く評価するレビューが目立ちます。

こんな人におすすめ！

せとぐちは、観光地型の大型旅館ではなく、「田舎の小さな宿で、人と猫と自然に癒やされたい」という人にこそ選んでほしい宿です。

看板猫こてつとのふれあいを楽しみつつ、囲炉裏での郷土料理やジビエ料理、釜炊きご飯など、里山の暮らしが垣間見える食体験を求める人にぴったり。

清津峡トンネルや周辺の山歩き、棚田巡りと組み合わせれば、自然派の旅としても充実します。

また、ホタル観賞や雪遊びなど季節ごとの楽しみがはっきりしているため、「夏はホタル、冬は雪景色」といったテーマ旅をしたいリピーターも多いタイプの宿です。

一方で、共用設備や木造の古い建物が苦手な人、ホテルのような快適さやバリアフリーを重視する人には向きません。

ペット同伴は不可ですが、猫のいる田舎宿に一人旅でじっくり滞在したい人や、家族で素朴な日本の原風景を感じたい人には、忘れられない思い出をくれる一軒になるはずです。

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咲花温泉河畔の宿碧水湯（碧水荘）

宿の概要

阿賀野川沿いの咲花温泉に建つ「河畔の宿碧水湯（碧水荘）」は、全12室の小さな温泉旅館です。名前の通り、阿賀野川を間近に望むロケーションが最大の魅力で、客室や浴場からは川面と山並みを一望できます。

温泉は単純硫黄泉を含む塩化物泉で、美しいエメラルドグリーンの湯色から“薬師の湯”として親しまれています。

大浴場や貸切露天風呂で渓谷美を眺めながら湯浴みを楽しめるほか、夕食では新潟の地酒とともに地元食材を使った会席料理を味わえます。

そして、館内には複数の看板猫が暮らしており、猫目当てで宿を訪れるファンも多い、全国的にも知られた“猫温泉”です。

宿の特徴

看板猫たちが暮らす“猫温泉”

碧水湯には、初代のみゃーから受け継がれてきた看板猫文化があり、現在も「チョコ」「ナナ」など数匹の猫が宿のアイドルとして暮らしています。

ロビーでのんびり過ごしていたり、客の足元にすり寄ってきたりと、人懐こい子が多く、猫好きにとってはたまらない時間が過ごせます。

猫との距離感はそれぞれですが、写真撮影に応じてくれる子もおり、滞在中は何度も会いに行きたくなる存在です。

看板猫ランキング全国トップクラスの実力

旅行サイトの「宿の看板猫ランキング」で全国トップ3に選ばれた実績があり、まさに“猫に会いに行くための宿”として全国の猫好きから注目を集めています。

ランキングで紹介されたことで口コミがさらに広がり、阿賀野川の絶景や温泉・料理に加えて、看板猫との触れあいを求める宿泊客が増加。猫を全面に打ち出しつつも、温泉旅館としての実力も兼ね備えている点が人気の理由です。

阿賀野川ビューと貸切露天風呂

阿賀野川に最も近いとされるお風呂からは、川面と対岸の山々をダイナミックに望むことができます。エメラルドグリーンの湯に浸かりながら、川を行き交う船や四季折々の風景を眺める時間は格別です。

貸切露天風呂も用意されており、カップルや家族でプライベートな湯浴みを楽しむことも可能。客室も多くが河畔ビューで、窓を開ければ川のせせらぎがBGMとなる、自然と一体になった滞在が味わえます。

小型犬のみペット同伴可（猫連れは不可）

碧水湯は小型犬に限りペット同伴での宿泊が可能ですが、猫など他の動物は受け入れていません。

ペット同伴の場合はゲージ利用や布団に上げないことなど、細かいルールが設けられており、これを守ることで一般の宿泊客も含めた快適な環境が保たれています。

自分の猫を連れて泊まることはできないものの、館内の看板猫たちとのふれあいを楽しみたい“猫好きゲスト”にはぴったりのバランスです。

昭和レトロな館内と地酒・料理の充実

館内はどこか昭和レトロな雰囲気が漂い、きらびやかさはないものの、落ち着いた時間が流れています。

夕食には、新潟の地酒と相性の良い会席料理が並び、季節の山海の幸を丁寧に調理した品々を部屋食や個室でゆっくり味わえます。

地酒付きプランや記念日用のプランも用意されており、温泉・料理・猫という三拍子そろった“癒やしの時間”を演出してくれます。

口コミ

「お湯の質が良く、膝の痛みが和らいだ。エメラルドグリーンの湯色も美しく、食事や部屋も含めて大満足」と、温泉と滞在全体を高く評価する口コミが見られます。
川に面した客室に泊まったゲストは、「全面ガラス張りの窓から阿賀野川を一望でき、貸切風呂や食事も家族全員が楽しめた」と、眺望とお風呂・料理のバランスを絶賛しています。
「到着すると看板猫がお出迎えしてくれて、フワフワの毛並みに癒やされた。つるつるの湯とレトロな館内も雰囲気が良く、猫好きにはたまらない宿」との声も多く寄せられています。
地酒付きプランの利用者からは、「お酒の種類が豊富で、貸切風呂やアメニティの充実、猫とのふれあいも含めて、のんびり過ごせた」と、飲み歩きではなく“宿飲み”を楽しむスタイルが評価されています。
ペット同伴利用者からは、「部屋にケージを用意してもらい安心して過ごせた。小型犬のみ対応なので、ルールを守れば一般客にも優しい仕組みだと感じた」との感想が寄せられています。