「2泊3日で予約したいけど、中日って何をすればいいんだろう?」
上高地への旅行を計画するとき、こんな疑問にぶつかったことはありませんか?
日帰りや1泊なら、河童橋から大正池まで歩いてバスで帰る…とイメージが湧きやすいですよね。でも2泊目の「中日」となると、途端に行動計画が白紙になってしまいます。
散策は初日に済ませてしまった。かといってホテルの部屋でゴロゴロするだけでは、せっかくの上高地がもったいない。
実は、連泊の中日こそが上高地旅行のハイライトになります。
私自身、上高地温泉ホテルに家族や友人と複数回泊まってきました。そこでたどり着いた答えが、「中日を”散策×温泉×食”の3要素で分割すれば、日帰り客や1泊客には味わえない贅沢な時間が生まれる」ということです。
この記事では、連泊プランの仕組み(清掃ルール・アメニティ)から、中日の具体的なタイムスケジュール、2日目の食事事情まで、実体験をベースにすべてお伝えします。読み終わるころには、きっと「連泊、予約してみよう」と思えるはずです。
本記事は執筆時点の情報をもとに作成されています。宿泊料金等は予約前にご確認ください。
上高地温泉ホテルでの「連泊」をおすすめする3つの理由

上高地温泉ホテルで連泊をおすすめする根拠は3つあります。どれも1泊だけでは得られない、連泊プランならではのメリットです。
理由①:清掃スキップの「放置される快適さ」
公式予約システムの「上高地満喫連泊プラン」は、ルールがとてもシンプルです。タオル・歯ブラシ等のアメニティは泊数分を初日にまとめて用意してもらえます。一方で、2泊目以降の客室清掃・布団の上げ下ろし・シーツ交換は行われません。
「清掃なしだと不便じゃない?」と感じるかもしれません。でも実際に泊まると、これが想像以上に快適なんです。
午前中に散策へ出て、昼過ぎにホテルへ戻ると、部屋は自分が出たときのまま。荷物を広げっぱなしにしていても気にならないですし、清掃係のノックを心配する必要もありません。
連泊プランのルール(公式情報)
- アメニティ(タオル・歯ブラシ等):泊数分を初日に用意
- 2泊目以降の清掃・シーツ交換:なし
- 布団の上げ下ろし:なし
出典:上高地温泉ホテル公式予約システム「上高地満喫連泊プラン」
「ホテルなのに、自分の部屋みたいに使える」。この感覚は連泊した人だけが味わえるものです。
理由②:昼間の「誰もいない温泉」を独占できる
上高地温泉ホテルの温泉は、宿泊者であれば24時間利用できます(清掃時間の9:00〜12:30と19:30〜20:00を除く)。
ここで注目していただきたいのが「昼間の温泉」です。日帰り入浴の受付時間は限られていますし、チェックアウト後の午前中は清掃が入ります。つまり12:30以降に温泉へ入れるのは、その日に宿泊する人だけなんですよね。
午前中に散策で汗をかいて、昼食を済ませてから入る露天風呂は格別です。梓川のせせらぎを聴きながら、人のいない湯船にゆっくり浸かれます。1泊だけの旅程では時間的に難しいこの「昼の温泉」を組み込めるのは、連泊だからこそです。
理由③:日帰り客が去った夕方〜早朝の上高地を味わえる
上高地の散策路は、日中(10:00〜15:00頃)に日帰り客やツアー客で賑わいます。河童橋周辺は特に混雑しますよね。
でも連泊していると、状況が変わります。夕方16時以降、そして早朝6時台の上高地は、宿泊者だけの世界になります。朝靄のかかった大正池、人のいない梓川沿いの遊歩道…。
1泊の旅行者がチェックアウト準備に追われるような時間帯でも、連泊なら「もう1泊ある」という余裕があります。静かな上高地をゆっくり歩けるのは、本当に贅沢な体験ですよ。
1泊 vs 連泊のメリット比較
項目 1泊の場合 連泊の場合 清掃 毎日実施 2泊目以降はなし(気楽) アメニティ 1泊分 泊数分まとめて用意 温泉(昼間) チェックアウトまで 12:30以降も独占可 散策の自由度 初日+翌朝のみ 中日まるごと使える 夕食の変化 1回のみ 2泊目は異なるメニュー
迷ったらコレ!連泊の中日(2日目)の完全タイムスケジュール

「連泊が良いのは分かったけど、具体的にどう過ごせばいいの?」
そんな方のために、私自身の滞在経験と公式情報をもとに「中日のモデルスケジュール」を作りました。初めての連泊でもそのまま参考にしていただけると思います。
【06:00〜07:00】朝風呂で目を覚ます
連泊の中日は、ぜひ朝風呂から始めてみてください。宿泊者は温泉を24時間利用できるので、早朝6時台の露天風呂を独り占めできます。朝の冷たい空気の中で入る温泉は、夜とはまったく違う気持ちよさがありますよ。
正直なところ、これだけでも連泊した甲斐があると感じます。1泊だと翌朝はチェックアウト準備に追われて、朝風呂を楽しむ余裕がないですよね。
【07:00〜08:00】朝食をしっかり食べる
朝食は7:00開始です。連泊の中日は「今日は丸一日使える」という安心感がありますから、朝食も慌てずにゆっくり味わえます。
ただ、早朝から散策に出たい場合には別の方法もあります。実はチェックイン時に申告すれば、朝食を弁当に変更できるんです。田代池方面の早朝ハイキングに出かけるなら、お弁当を受け取って6時台に出発するのもアリですよ。
【08:30〜11:30】午前散策:河童橋⇄明神コース
朝食後は、中日のメインとなる散策へ出発しましょう。初日に大正池方面を歩いたなら、中日は明神方面がおすすめです。
河童橋から明神までは梓川右岸ルートで片道約60分。往復でも約2〜2.5時間の行程なので、体力に自信がない方でも無理なく歩けます。明神池(穂高神社奥宮)まで足を延ばすと、大正池とはまったく異なる静謐な雰囲気を楽しめますよ。
初日に明神を歩いた方は、中日に大正池方面(片道約75〜80分)を選んでみてください。2つのメインコースを別の日に分けて楽しめるのは、連泊ならではの強みです。
散策コース所要時間(上高地公式サイトより)
コース 片道 往復目安 河童橋⇄明神(右岸) 約50〜60分 約2〜2.5時間 河童橋⇄大正池 約75〜80分 約3〜3.5時間 出典:上高地公式サイト ウォーキングガイド
【11:30〜13:30】ランチタイム:「やまのらうんじ」か河童橋周辺か
散策から戻ったら昼食の時間です。連泊の中日ランチには2つの選択肢があります。
① ホテル館内「やまのらうんじ」で食べる
ホテル1階ロビー横の軽食喫茶「やまのらうんじ」は、ランチ営業が11:00〜14:00頃です。名物の料理長オリジナルカレーは散策後の空腹にぴったり。館内なので天候に左右されませんし、食後はそのまま部屋に戻って休憩できるのも便利です。
② 河童橋周辺のレストランで食べる
散策の帰り道に河童橋周辺の飲食店へ立ち寄る方法もあります。ただし注意点がひとつ。上高地は飲食店の数が限られていて、ランチタイム(11:00〜14:00頃)を外すと選択肢がかなり少なくなります。この点だけ覚えておいてくださいね。
ランチの選び方
- 散策でクタクタ → やまのらうんじ(ホテルに直帰して館内で完結)
- まだ元気がある → 河童橋周辺(帰り道に立ち寄り)
- 翌朝早出の場合 → チェックイン時に弁当手配も検討
【14:00〜16:00】午後のゆる時間:足湯・ギャラリー・温泉
午後は、あえて「何もしない時間」を楽しんでみてください。ここが連泊の醍醐味です。
上高地温泉ホテルには足湯があります。散策で疲れた足を温めながら、山の景色をぼんやり眺める時間は本当に贅沢ですよ。館内のギャラリーでは上高地の自然や歴史の展示も楽しめます。
そして12:30以降は温泉の清掃が終わっています。午後の温泉は宿泊者だけの特権です。午前中の散策で心地よく疲れた身体を、人の少ない大浴場でじっくりほぐしてみてください。この時間帯が、連泊で一番贅沢な瞬間かもしれません。
【18:00〜】2日目の夕食を楽しむ
夕食は18:00開始です。「2日目の夕食って初日と同じなの?」という疑問、気になりますよね。詳しくは次のセクションでお伝えしますが、先に結論だけお話しすると、メニューは変わります。安心してくださいね。
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連泊の醍醐味!「2日目の夕食」とランチ事情を徹底解説

連泊を検討するとき、食事の疑問は避けて通れません。「2泊目の夕食は同じ内容?」「昼食はどうする?」。この2つは予約前に最も検索されるテーマです。
2日目の夕食:メニューは変わります
上高地温泉ホテルの公式FAQには、「連泊の場合、2泊目以降の夕食は初日とは異なるメニューをお出しします」と明記されています。
これは連泊を考えている方にとって大きな安心材料ですよね。「同じものが出たらどうしよう」という心配は不要です。私が滞在したときも、初日と2日目でメインの料理がしっかり変わっていました。
むしろ「2泊目の夕食はどんな料理かな」という期待感が生まれるのが、連泊ならではの楽しみだと感じています。
昼食:「ランチ難民」にならないための3つの備え
上高地は標高1,500mの山岳リゾートです。街中のように「ちょっとコンビニへ」とはいきません。中日にランチ難民にならないためにも、事前に選択肢を把握しておくことが大切です。
- ホテル館内「やまのらうんじ」:営業8:00〜16:00、ランチ提供11:00〜14:00頃。料理長オリジナルカレーが定番です。
- 河童橋周辺の飲食店:概ね11:00〜14:00がコアタイム。店ごとに異なります。
- 弁当への切り替え:朝食を弁当に変更して散策先で食べる方法です。チェックイン時に申告が必要です。
ポイントは、11:00〜14:00の枠を外すとランチの選択肢が急に減ってしまうこと。中日の散策計画を立てるときは、この時間帯にランチを挟めるよう逆算して組むのがコツですよ。
朝食を弁当に変更できる柔軟さ
意外と知られていないのが、朝食からお弁当への変更オプションです。「7時前に出発して田代池で朝の景色を見たい」という場合、チェックイン時に申告すればお弁当を用意してもらえます。
JTBの口コミにも「朝食前に田代池方面へ約1.5時間散歩した」という宿泊者のエピソードがあります。お弁当をリュックに入れて早朝ハイキングに出かければ、中日の充実度はさらにアップしますよ。
注意!連泊プランを予約する前に知っておくべきこと

ここまで連泊のメリットをお伝えしてきましたが、すべての方に連泊が合うとは限りません。予約前に知っておくべき注意点を正直にまとめます。
① 毎日の客室清掃を求める方には合わないかもしれません
連泊プランでは、2泊目以降の客室清掃・シーツ交換がありません。「気楽で良い」と感じる方が多い一方で、「毎日きれいに整えてほしい」と考える方もいらっしゃると思います。
連泊プランの概要ページに清掃・アメニティ条件が明記されていますので、予約ボタンを押す前に目を通しておくことをおすすめします。
② 中日を詰め込みすぎると温泉旅館のよさが活かせません
上高地にはウォーキングコースが充実していますが、中日にすべてのコースを歩こうとすると大変です。河童橋⇄明神と河童橋⇄大正池を同じ日にこなすと、午前から夕方まで歩きっぱなしになり、温泉やリラックスの時間がなくなってしまいます。
おすすめは午前に1コースだけ歩いて、午後はホテルでゆっくり過ごすスタイルです。せっかく温泉宿に連泊するのですから、「歩く時間」と「休む時間」のバランスを意識してみてくださいね。
③ 早朝イベントは年によって実施されていません
過去の旅行記に「ホテル主催の早朝散歩イベントに参加した」という記述が見つかることがあります。ただし、ホテル公式FAQでは現時点で早朝散歩イベントは実施されていないと記載されています。
「イベントがあるから連泊する」という計画の立て方はリスクがありますので、ご注意ください。とはいえ、早朝散歩はイベントがなくても個人で十分に楽しめます。ホテルを出て河童橋方面へ歩くだけで、朝靄の上高地を堪能できますよ。
④ 2026シーズンの営業終了日は要チェックです
上高地は冬季閉山のため、営業期間が限られています。秋(10月下旬〜11月中旬頃)に連泊を計画される場合は、各施設の営業終了日を事前に確認してください。2026シーズンの情報は公開され次第、上高地公式サイトのニュースページに掲載されます。
⑤ 料金と宿泊税について
連泊プランの料金目安は以下のとおりです。
| 部屋タイプ | 1泊2食/人(税別) | 備考 |
|---|---|---|
| 川側和室 | 22,350円〜33,350円 | 2泊以上で申込可 |
| 山側和室 | 20,150円〜31,150円 | 2泊以上で申込可 |
2026年6月1日からは宿泊税(1人1泊200円)が新たに適用されます。宿泊費とは別に発生しますので、予算に加えておいてくださいね。
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上高地温泉ホテル連泊のよくある質問(FAQ)

連泊に関してよく検索される疑問と回答をまとめました。
Q. 温泉は何時から何時まで入れますか?
A. 宿泊者は24時間利用可能です。ただし清掃時間(9:00〜12:30および19:30〜20:00)は入れません。早朝や昼過ぎは空いていておすすめですよ。
Q. 連泊の場合、客室に掃除は入りますか?
A. 「上高地満喫連泊プラン」では、2泊目以降の清掃・シーツ交換は行われません。アメニティ(タオル・歯ブラシ等)は泊数分がチェックイン時に用意されます。係の入室がないので、荷物を広げたまま外出できますよ。
Q. 朝食の時間は?早朝出発の場合はどうなりますか?
A. 朝食は7:00開始です。7時前に出発する場合は、チェックイン時に申告すれば弁当対応が可能です。早朝の田代池散策や大正池ハイキングを計画されている方は、前日のうちにお伝えくださいね。
Q. 2泊目の夕食メニューは初日と同じですか?
A. 同じではありません。公式FAQに「2泊目以降は初日と異なるメニューをお出しします」と明記されています。2日目の夕食を楽しみにしていてくださいね。
Q. 中日の散策、どのくらいの時間を見ておけばいいですか?
A. 主要コースの目安は以下のとおりです。
- 河童橋⇄明神(右岸):片道50〜60分、往復約2〜2.5時間
- 河童橋⇄大正池:片道75〜80分、往復約3〜3.5時間
午前に1コースを歩いて、午後はホテルで温泉・休憩というバランスがおすすめです。
まとめ:連泊を成功させる3ステップ

上高地温泉ホテルの連泊で「最高の中日」を実現するためのポイントを3つに整理しました。
ステップ1:連泊プランで予約し、条件を確認する
公式予約システムから「上高地満喫連泊プラン」(2泊以上が条件)を選びます。予約時に、清掃スキップのルールとアメニティ条件に目を通しておきましょう。2026年6月以降は宿泊税(1人1泊200円)も加わります。
ステップ2:チェックイン時に「弁当の要否」と「中日の行程」を固める
ホテルに着いたら、翌日の朝食を弁当に変更するかどうかを伝えます。中日の行程(大正池方面か明神方面か)もこのタイミングで決めておくと、翌朝に迷いがなくなりますよ。
ステップ3:「午前は歩く、午後はホテルで温泉」のメリハリをつける
中日スケジュールのコツは、午前に散策(2〜3時間)→ランチ(11:00〜14:00内)→午後は足湯と温泉でリカバリーという流れです。詰め込みすぎないことが大切です。「歩く」と「休む」を分けるだけで、連泊の満足度は大きく変わりますよ。
連泊予約〜出発前のチェックリスト
- [ ] 連泊プランの清掃/アメニティ条件を確認した
- [ ] 泊数分の着替えを用意した(清掃なし前提)
- [ ] チェックイン時に弁当の要否を伝えた
- [ ] 中日の散策コースを決めた(午前1コース)
- [ ] ランチの戻り時間を11:00〜14:00内に設定した
- [ ] 温泉の清掃時間(9:00-12:30 / 19:30-20:00)を把握した
連泊の価値は「同じ場所にもう1泊すること」ではありません。中日を”散策×温泉×食”で分割して、日帰りでは味わえない密度で上高地を楽しむことにあります。
上高地温泉ホテルは、連泊時の清掃ルールと食事変更方針が公式に明文化されていて、計画が立てやすい宿です。「連泊の中日、持て余さないかな」という不安は、もう消えたのではないでしょうか。
次の上高地旅行では、ぜひ2泊以上で予約してみてください。中日の朝、誰もいない河童橋からの眺めを目にしたとき、きっと「連泊にして正解だった」と感じていただけると思います。

