子連れ・カップル必見!湯本富士屋ホテルと富士屋ホテルの違いを5つのポイントで比較

箱根ホテル選び完全ガイドの表紙風水彩画。左に湯本富士屋ホテル、右に富士屋ホテルのスケッチが箱根の山並みを背景に並ぶ

「富士屋ホテルに行こう!」と決めて検索したら、「湯本富士屋ホテル」という別のホテルが出てきた。
「えっ、何が違うの?」——この戸惑い、箱根旅行を計画する人なら一度は経験しているはずです。

名前が似ているだけに「たぶん同じ系列でしょ」と流して予約すると、当日「思っていた雰囲気と全然違った…」という失敗も…。

結論から言うと、この2つはターゲットも強みも全く異なるホテルです。
湯本富士屋ホテルは箱根湯本駅前のファミリーリゾート、富士屋ホテルは宮ノ下の歴史的クラシックホテル。

この記事では、立地・料金・客室・温泉・食事の5軸で両者を比較し、あなたの旅行メンバーと目的に合った「正解」をお伝えします。

本記事は執筆時点の情報をもとに作成されています。

目次

【結論】湯本富士屋ホテルと富士屋ホテル、どっちがおすすめ?

湯本富士屋ホテルと富士屋ホテルの選び方フローチャート。子連れファミリーは湯本富士屋、カップルは富士屋ホテルへ分岐する水彩画風の判定図

最初に、選ぶうえで一番大切なことをお伝えします。
選ぶ基準は「どちらが格上か」ではありません。「誰と行くか」「何を優先するか」です。

子連れファミリー・移動重視なら「湯本富士屋ホテル」

お子様連れのご家族や、3世代旅行で移動の負担を減らしたい方は、湯本富士屋ホテル一択です。

箱根湯本駅から徒歩3分。駅側から正面玄関へ直結する専用の外部エレベーターがあるため、ベビーカーや大きな荷物を抱えていてもスムーズにチェックインできます。

館内には2〜5名で使える貸切風呂(1回45分)、キッズルーム、授乳室が揃っています。
朝食ブッフェは予約不要なので、お子様の機嫌に合わせて「今なら行ける」というタイミングで向かえるのも、ファミリーには大きな安心材料でしょう。

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カップル・記念日なら「富士屋ホテル」

記念日のお祝いや大人だけの特別な休日には、富士屋ホテルが最適解です。

1878年創業、2020年に大改修を終えたこのホテルは、建築そのものが滞在体験になります。
全120室の客室バスルームには宮ノ下温泉が引かれており、時間を気にせず部屋で温泉に浸かれます。

メインダイニングではスマートカジュアルのドレスコードが推奨されています。
少しドレスアップして食事を楽しむ「非日常の時間」は、記念日の演出として申し分ありません。

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迷ったときの最終判断:2つのステップ

それでも決まらない場合は、以下の2点だけ確認してください。

  1. 同日・同条件で価格を比較する
    2026年3月10日宿泊(1室2名・夕朝食付き)の公式予約データでは、湯本が約52,000円〜、富士屋が約95,000円〜。まず予算が合うかを確認しましょう。
  2. 「譲れない条件」をひとつだけ決める
    「移動を楽にしたい」なら湯本。「歴史的建築の中でフレンチを食べたい」なら富士屋。条件をひとつ絞れば、答えは自動的に出ます。

決定的な違いがわかる!5つのポイントで徹底比較

ここからは、両ホテルの違いを5つのポイントで具体的に掘り下げます。

比較軸湯本富士屋ホテル富士屋ホテル
立地・アクセス箱根湯本駅 徒歩3分宮ノ下駅 徒歩7分、ホテル前バス停 徒歩2分
料金感の目安(※1)52,000〜110,000円95,000〜228,000円
客室の構成モダンな和洋室中心(定員最大6名の部屋あり)歴史ある4棟(本館・西洋館・花御殿・フォレスト)全120室
温泉設備大浴場・露天・低温サウナ・貸切風呂(2〜5名)スパ「悠久の湯」+全客室バスルームが宮ノ下温泉
食事スタイル朝食ブッフェ(予約不要)、和洋中選択可メインダイニングのフレンチ(スマートカジュアル推奨)
子連れサポートベビーグッズ貸出・キッズルーム・授乳室完備大人向けの静かな空間(子ども専用設備は控えめ)

(※1)取得データ:2026年3月10日宿泊/1室2名・夕朝食付きプラン。価格は日取りや空室状況で変動します。

1. 立地とアクセス:駅前すぐか、山の上か

最もわかりやすい違いが立地です。

湯本富士屋ホテルは、箱根の玄関口「箱根湯本駅」の目の前にあります。ロマンスカーを降りて徒歩3分。荷物を預けたら、そのまま温泉街をぶらぶら散策する、という流れが自然にできます。

長時間の移動でぐずったお子様や、足腰に不安のあるご高齢の方がいる場合、この「駅前」という条件は絶大な安心材料です。

富士屋ホテルは、箱根登山電車でさらに山を登った「宮ノ下駅」が最寄りです。駅から徒歩7分、バス停からは徒歩2分。少し奥まった場所にありますが、その分、静かで落ち着いたリゾートの空気に包まれます。

登山電車の車窓から緑深い渓谷を眺めながら「箱根の奥へ向かっていく」感覚を楽しめる方には、この移動自体が旅のスパイスになるでしょう。

2. 料金感:予算に合った選び方

宿泊料金には、両ホテルのコンセプトの違いがそのまま反映されています。

同条件(2026年3月10日、1室2名、夕朝食付き)で公式予約サイトの価格を確認したところ、湯本富士屋は約52,000円から、富士屋は約95,000円からとなっていました。

ざっくり言えば、湯本富士屋は「充実した設備を手頃に楽しめるカジュアルリゾート」。富士屋は「歴史的建築とホスピタリティを堪能するラグジュアリーステイ」です。

予算と「何にお金をかけたいか」を照らし合わせて判断してください。

3. 客室と温泉:大浴場派か、部屋風呂派か

お部屋と温泉の楽しみ方も大きく異なります。

湯本富士屋ホテルの客室は、2024年にリニューアルされた本館和洋室B(48m2、和室8畳+洋室23m2、定員2〜6名)に代表されるように、広めの部屋が充実しています。
3世代の大人数でも1部屋に泊まれるのが強みです。

温泉は、男女別の大浴場・露天風呂・低温トロンサウナに加え、有料の貸切風呂(1回45分)を利用可能。家族だけで気兼ねなく入浴できます。

富士屋ホテルは、登録有形文化財を含む4つの建物(本館12室・西洋館21室・花御殿40室・フォレスト47室)から部屋を選べます。
扉を開けた瞬間に広がるクラシックな空間は、それ自体が滞在の醍醐味です。

温泉面での最大の武器は、全120室の客室バスルームに宮ノ下温泉が引かれていること。
共用スパ「悠久の湯」(14:00〜25:00/5:00〜11:00)もありますが、好きなタイミングで部屋のお風呂に温泉を張れるのは、時間に縛られたくないカップルにとって至福の体験です。

4. 食事スタイル:気楽なブッフェか、伝統のダイニングか

「食」の方向性も対照的です。

湯本富士屋ホテルの朝食ブッフェは、7:00〜9:00ラストイン(10:00クローズ)で、時間予約が不要です。
子供が「お腹空いた!」と言ったタイミングでサッと行ける。これは小さなお子様連れには本当に助かるシステムです。

富士屋ホテルのメインダイニング「ザ・フジヤ」は、1930年(昭和5年)に建てられた歴史ある空間です。
夕食時にはスマートカジュアルのドレスコードが推奨されています。

「ドレスコードって面倒じゃない?」と感じるかもしれません。
でも実は、少しだけドレスアップして食事に向かうことで、いつもとは違う特別な雰囲気を共有できます。記念日ディナーの演出としてはむしろプラスに働きます。

5. 館内設備:子連れサポートの差

子連れ設備の充実度では、湯本富士屋ホテルが圧倒的に有利です。

キッズルーム、授乳室を館内に備え、ベッドガード・ベビーベッド・ベビーバス・おむつ用ゴミ箱などのサポートグッズを無料で貸し出しています。
公式サイトに「お子様サポート」の専用ページがあるだけで、親としては「歓迎されている」と安心できます。

富士屋ホテルは、基本的なホスピタリティは備わっていますが、コンセプトが「歴史を感じる大人のリゾート」です。
活発に動き回る年齢のお子様がいるご家族には、少し気をつかう場面があるかもしれません。

シチュエーション別・失敗しない選び方

子連れファミリーが駅前ホテルに到着するシーンとカップルがクラシックなダイニングで食事するシーンを左右に並べた水彩画風イラスト

スペック比較だけではわからない「実際の滞在イメージ」をお伝えします。

子連れファミリーの成功パターン:湯本富士屋ホテル

小さなお子様連れの宿選びでは「移動の楽さ」と「館内の導線」がすべてを左右します。

湯本富士屋ホテルで注目したいのが、駅側からホテル正面玄関へ直結する外部エレベーターです。
箱根湯本駅からホテルまでは緩やかな坂を登りますが、このエレベーターを使えばベビーカーの子供を起こすことなく、重いキャリーケースを転がしながらでもフロントに到着できます。

貸切風呂のルールも明確です。大浴場は3,000円、小浴場は2,000円。宿泊者は15:00〜22:00と翌朝8:00〜9:00の時間帯に予約できます。
周囲の目を気にせず、お風呂でおもちゃを浮かべて遊べるので、子供の「温泉デビュー」にも最適です。

【最新情報】
湯本富士屋ホテルでは現在、施設改修工事が進行中です(公式発表 2026/01/19)。2026年1〜5月の期間中、日中11:00〜15:00に工事音や振動が発生する可能性があります。日中は外出する予定なら影響は小さいですが、連泊でお部屋でゆっくり過ごしたい場合はご注意ください。

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カップル記念日の成功パターン:富士屋ホテル

結婚記念日や特別な休日に選ぶなら、富士屋ホテルの「非日常への没入感」は他に代えがたいものがあります。

ホテル自体が美術館のような空間です。チェックイン後に館内を散策するだけで数時間が経ちます。どこで写真を撮っても絵になるのは、146年の歴史が積み重ねた本物の風格があるからです。

夕食は、メインダイニング「ザ・フジヤ」でジャケットやワンピースに袖を通して席に着きます。少し背伸びしてドレスアップすることで、パートナーのいつもと違う一面を発見できる。記念日のディナーは、料理の味だけでなくそうした経験込みで特別な思い出になります。

食事を終えたら、部屋のバスルームで宮ノ下温泉にゆっくり浸かる。
誰にも邪魔されない、静かで贅沢な時間がそこにあります。

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予約前の最終確認!よくある質問と注意点

予約を決める前に、見落としやすい疑問と注意点を押さえておきましょう。

よくある質問(FAQ)

  • Q: 富士屋ホテルのドレスコードは厳しい?
    A: メインダイニングで推奨されるのは「スマートカジュアル」です。男性は襟付きシャツやジャケット、女性はワンピースやブラウスが目安。お部屋着やスリッパでの利用はできません。なお、湯本富士屋ホテルではカジュアルな服装で問題ありません。
  • Q: 送迎バスはある?
    A: 2026年2月時点で、両ホテルの公式アクセスページに定期シャトルバスや送迎の記載はありません。公共交通機関(電車・路線バス)、徒歩、タクシーでの移動を前提に計画してください。最新情報は公式サイトまたは電話で直接ご確認を。

予約前のチェックリスト

  • [ ] 料金は「同日・同人数・同食事条件」で比較したか
    宿泊料金は日取り・予約サイト・部屋タイプで大きく変動します。片方が土曜の価格、もう片方が平日の価格では正しい比較になりません。必ず同じ条件に揃えてください。
  • [ ] 口コミの読み方を間違えていないか
    旅行サイトの評価は投稿者の属性で偏ります。富士屋ホテルに「子供向けの遊具がない」という低評価があっても、それはホテルの質とは無関係です。自分が重視するポイントだけに注目しましょう。
  • [ ] 「書いていない情報」を勝手に期待していないか
    「高級ホテルなら送迎があるはず」「この料金ならアーリーチェックインできるはず」は思い込みです。譲れないサービスがある場合は、予約前の電話確認が最も確実です。

まとめ

「湯本富士屋ホテル」と「富士屋ホテル」。名前は似ていますが、全く違う体験を提供する2つのホテルです。

  • 子連れ・3世代で、移動の楽さと気兼ねない滞在を優先 → 湯本富士屋ホテル
  • 記念日・大人旅で、歴史的空間と特別な食事体験を優先 → 富士屋ホテル

迷ったら、「今回の旅行で一番大切にしたいこと」をひとつだけ決めてみてください。
それが「移動の楽さ」なら湯本富士屋、「空間の特別感」なら富士屋。
答えはシンプルです。

あなたの箱根旅行が、最高の思い出になりますように。

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