品川駅から徒歩圏内に並ぶ「グランドプリンスホテル高輪」と「グランドプリンスホテル新高輪」。公式サイトを見ても、どちらも素敵で違いが分かりづらく、「結局、自分にはどっちが合うの?」と悩んでしまいますよね。
片や日本庭園を望むクラシックなホテル、片や全室バルコニー付きのアーバンリゾート。価格帯も近く、立地もほぼ同じだからこそ、余計に選びにくい組み合わせです。
この記事では、2つのホテルを「客室の広さ」「雰囲気」「プール・ペット対応」「クラブラウンジ」などの軸で徹底比較し、タイプ別におすすめポイントを分かりやすく整理していきます。
- グランドプリンスホテル高輪
- グランドプリンスホテル新高輪
【結論】グランドプリンスホテル高輪と新高輪、どっちを選ぶ?
結論から言うと、
「静かな庭園ビューでゆったり大人ステイ」なら高輪、
「広い客室とバルコニー・プール・ペット重視」なら新高輪
と言えます。
どちらも品川エリアではトップクラスのホテルですが、雰囲気も得意分野もかなり違います。自分が重視したいポイントを決めてから選ぶと満足度があがるでしょう。
グランドプリンスホテル高輪 がおすすめな人
日本庭園を眺めながら、静かにホテルステイを楽しみたい人-
客室はコンパクトでも落ち着いた内装で、窓の外に広がる庭園の緑が何よりのごちそうです。都心とは思えない静けさの中で、読書をしたりお茶を飲んだり、ゆるやかな時間を過ごしたい方にぴったりです。
- クラシックホテルの雰囲気が好きなカップル・夫婦
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長く愛されてきたクラシカルな建物と、格式あるレストランやバーが魅力。派手さよりも“しっとり感”を重視したい記念日ステイや、落ち着いたデート旅行に合います。
- 庭園散策も楽しみたい女子旅・母娘旅
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四季折々の庭園散歩と、ラウンジやレストランをはしごする「ホテル街歩き」が楽しめます。観光に出かけなくても、ホテル周辺だけで一日じっくり過ごせるのが魅力です。
- ビジネスだけど、少しだけ非日常を取り入れたい出張族
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品川からのアクセスは良好で、仕事終わりに庭園ライトアップを眺めてリセットできます。部屋は落ち着いた色味で、PC作業もしやすいバランスです。
グランドプリンスホテル新高輪 がおすすめな人
- 「部屋は絶対広いほうがいい」「バルコニーでくつろぎたい」人
-
標準クラスでも約30㎡前後の客室にバルコニー付き。ソファやテーブル周りにゆとりがあり、スーツケースを広げても余裕があります。部屋でゆっくりお酒を飲んだり、夜景を眺める時間を大切にしたい人に向きます。
- 家族旅行・3人以上で泊まりたいファミリー・グループ
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トリプル対応の部屋も多く、大きめの客室レイアウトは子連れにも好評です。ロビーが広いのでチェックイン前後の待ち時間も比較的過ごしやすく、ファミリーの拠点にしやすいホテルです。
- プールやイベントも含めてホテルステイをアクティブに楽しみたい人
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夏季営業のプールや、大規模な宴会場・ライブ会場が同じエリアにまとまっています。コンサートやイベント参加を旅の中心にする場合は、動線の良さで新高輪が有利です。
- 愛犬と一緒にステイしたい人
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ドッグフレンドリールームやドッグラン、ペット用サービスが整っているのは新高輪だけ。移動のしやすさと部屋の広さを考えても、ペット連れ旅行ならほぼ一択といえます。
ひと目でわかる!基本スペック比較表
| 項目 | グランドプリンスホテル高輪 | グランドプリンスホテル新高輪 |
|---|---|---|
| ホテルのタイプ | 歴史あるクラシックホテル | アーバンリゾート型の大型ホテル |
| 客室数 | 中規模(約200室台) | 908室の大規模ホテル |
| 標準客室の広さ | 約21〜24㎡ | 約29.9㎡前後と広め |
| バルコニー | 一部客室のみ/なしの部屋も多い | 全室バルコニー付き |
| 雰囲気 | 静かで上品、和のクラシック | 開放的でリゾート感のある賑やかさ |
| 日本庭園への近さ | 玄関を出てすぐ庭園散策が楽しめる | 庭園ビューの部屋も多いが、高輪よりは動線が長め |
| プール | 夏のプランで利用可能(エリア共通) | 屋外プールの中心は新高輪側 |
| ペット宿泊 | 対応なし | ドッグフレンドリールームあり |
| チェックイン/アウト | 15:00/11:00 | 15:00(プランにより〜26:00)/11:00 |
| 想定シーン | 大人の週末・記念日・庭園ステイ | 家族旅行・イベント参加・プール・ペット連れ |
| クラブラウンジ | 和テイストで庭園ビューが魅力 | テラス席もあるラウンジ+ラウンジホッピング |
| コンビニ・売店 | エリア共通で館内にコンビニあり | 同じく館内にコンビニあり |
【徹底比較】5つポイントで詳細比較
【立地・アクセス】坂は同じでも、過ごし方の方向性が違う
まず押さえておきたいのが「坂問題」です。
どちらのホテルも、品川駅の高輪口からは緩やかな坂を上っていく必要があります。荷物が多い場合や子連れの場合は、無料シャトルバスをうまく活用するとよいでしょう。
そのうえで違いが出るのが「周りの雰囲気」です。
高輪は日本庭園寄りの静かなポジションで、人の出入りも比較的穏やか。部屋に戻るまでの導線も落ち着いていて、“都会の中の隠れ家”という印象が強いです。
一方、新高輪は大きな宴会場やイベント会場と直結しており、学会・コンサート・パーティ利用のお客さんも多めです。エレベーターやロビーに人が集まりやすく、イベントの日は特に「にぎやかな拠点」として機能します。
静かなアプローチでホテルに戻りたいなら高輪。 人の多さやイベントの熱気も楽しみたいなら新高輪。
同じ「徒歩圏内」でも、体感はかなり変わってきます。
【客室】高輪はコンパクトで上品、新高輪は広さとバルコニー
客室は、2館の性格が最もはっきり出るポイントです。
高輪の標準客室は21〜24㎡と必要十分な広さで、色味を抑えたクラシックなインテリアが特徴。「部屋の広さより雰囲気優先」「コンパクトで落ち着く空間が好き」という人にはしっくり来る作りです。
対して新高輪は、標準でも約30㎡前後+全室バルコニー付き。
ソファスペースや荷物置き場にゆとりがあり、3人以上で泊まっても圧迫感が出にくいサイズです。バルコニーに出て庭園側や夜景を眺められるので、実際の“体感スペース”は数字以上に広く感じるはずです。
「スーツケース2個を広げっぱなしにしたい」「子どもが部屋の中を少しうろうろしても大丈夫な余裕が欲しい」
こんな希望があるなら、新高輪のほうがストレスは少ないでしょう。
逆に、一人旅やカップルで“ホテルの雰囲気重視”なら、高輪の少しクラシカルな部屋のほうが旅の記憶に残りやすいと感じます。
【お風呂・温泉】庭園とリラクゼーションか、プールと開放感か
両ホテルとも温泉旅館ではないので、客室バスとシャワーが基本です。そのうえで違いが出るのが、「どこでリフレッシュしたいか」という観点です。
高輪のクラブフロア宿泊者は、隣接する『ザ・プリンスさくらタワー東京』内のサウナ&ブロアバスが利用でき、コンパクトなホテルながら“しっかり整うスペース”をあります。庭園を眺めながらゆっくり歩き、サウナとお風呂で温まってから部屋で一杯、という過ごし方が似合います。
新高輪側の強みは「プールと屋外の開放感」です。夏季営業の屋外プールは、高輪エリアでも象徴的な存在。ナイトプールプランなど、写真映えを意識したラインナップも多く、“リゾート気分を味わいたい都内ステイ”にマッチします。
静かに整いたいなら高輪のリラクゼーション重視、 アクティブに夏のプールを楽しみたいなら新高輪寄りと覚えておくとよいでしょう。
【食事】和の落ち着いたダイニングか、バイキングとラウンジホッピングか
食事のスタイルもホテル選びに影響しやすいポイントです。
高輪にはフレンチ、天ぷら、和食などのレストランが揃い、落ち着いた照明とクラシカルなサービスで「きちんとした食事」が楽しめます。
クラブフロア宿泊者向けラウンジも和テイストで、庭園を眺めながらの朝食やカクテルタイムが好評です。“ゆっくり語らう食事”を重視するカップルや夫婦旅に特に向いています。
新高輪側は、バイキングスタイルの朝食やテラス席のあるラウンジが魅力。ライブ感のあるブッフェや、軽食・スイーツをつまみながら過ごすクラブラウンジタイムなど、「好きなものを好きなだけ」「みんなでわいわい取り分ける」スタイルが似合います。
さらに、クラブフロア宿泊者なら、3ホテル+旅館をまたいで使えるラウンジホッピング制度のおかげで、高輪の和寄りラウンジ、新高輪のテラス、さくらタワーのスタイリッシュなラウンジ…と、気分に合わせて場所を変えられるのもポイントです。
一言でまとめると、 ・「落ち着いてコースや和食を楽しみたい」→高輪寄り ・「ブッフェやラウンジを遊び感覚で楽しみたい」→新高輪寄り
というイメージで選ぶと、食事の満足度が高くなります。
【共通点】どちらを選んでもここは安心
ここまで違いを見てきましたが、共通している安心ポイントも多くあります。
まず、どちらも品川エリアでは上位クラスのホテルであり、客室の清潔感やスタッフの対応については総じて高評価です。
一部で指摘される細かな不満はあるものの、「泊まって後悔した」という声は非常に少なく、一定以上のクオリティはどちらも期待できます。
また、高輪エリアを共有しているため、日本庭園や季節のライトアップ、コンビニ、シャトルバスなどの基本的な利便性は同水準です。
シーズンによっては、どちらのホテルに泊まってもプールや庭園イベントを楽しめるプランが出ているので、
“エリア全体の一体感”があるのも魅力です。
つまり、
「アクセスが良くて、きちんとした都内ホテルに泊まりたい」
という大枠のニーズは、どちらを選んでも満たされます。
そのうえで、静けさや部屋の広さ、ペット・プールといった“プラスアルファのこだわり”で選ぶのが賢い使い方です。
口コミ
グランドプリンスホテル高輪の口コミ傾向
- 「日本庭園がとにかく素晴らしい。夜のライトアップが幻想的で、部屋からの眺めも含めて非日常感があった」という声が多く、庭園目当てのリピーターも少なくありません。(楽天トラベル)
- 「建物や水回りに年季は感じるが、清掃は行き届いていて気持ちよく過ごせた」「クラシックホテルの味がある」という、“古さを前向きに受け止める”レビューが目立ちます。(楽天トラベル)
- 「クラブラウンジ花雅の軽食やスイーツがおいしく、ここでほぼ夕食が完結した」「アルコールのラインナップも満足」という、ラウンジ目当ての宿泊者も多数。(楽天トラベル)
- 「品川駅から近いが坂がきつい」「スーツケースを持って歩くと少し大変」という声もあり、無料シャトルやタクシーを併用する人も多い印象です。(楽天トラベル)
- スタッフについては「皆さん感じがよく、クラシカルな接客で安心できた」という評価がある一方、「忙しい時間帯はややバタついていた」という指摘もごく一部見られます。(楽天トラベル)
高輪は、「新しさ」よりも「雰囲気」と「庭園」を評価する声が圧倒的です。建物の年季に対する受け止め方が分かれやすいので、ピカピカの最新ホテルを期待する人にはミスマッチ。
逆に、クラシックホテルの空気感や、多少古くても丁寧に手入れされた宿が好きな人なら、口コミ通りかなり満足度の高いステイになるはずです。
グランドプリンスホテル新高輪の口コミ傾向
- 「部屋が広くて快適」「ベッド周りに余裕があり、子連れでも動きやすい」「バルコニーからの眺めが気持ちいい」と、客室サイズと開放感への高評価が非常に多いです。(楽天トラベル)
- 「ロビーが広く、ソファもたくさんあって待ち時間もくつろげた」「高齢の家族とも安心して泊まれた」という、共用部のゆとりを評価する声が目立ちます。(楽天トラベル)
- その一方で、「チェックインに時間がかかった」「フロントが混み合っていて列ができていた」「エレベーター待ちが長い日があった」など、大規模ホテルならではの混雑に言及する口コミも多めです。(楽天トラベル)
- 朝食については「種類が多くてどれもおいしい」「ヘルシー志向のメニューもあってうれしい」という好意的な声が多く、総合的な満足度は高め。ただし、「人が多くて落ち着かない」と感じる人も一部います。(楽天トラベル)
- ペット同伴プラン利用者からは、「設備が整っていて安心」「スタッフも犬に慣れていてありがたい」という好印象な口コミが並びます。愛犬家の口コミは総じて高評価です。(楽天トラベル)
新高輪は、「大規模ホテルの利便性と楽しさ」をどう捉えるかで評価が分かれます。
広い客室・バルコニー・プール・イベント会場の近さをメリットと感じる人には非常に相性が良く、多少の混雑やチェックイン待ちも“賑わいの一部”として受け止められるでしょう。
逆に、「人が少なくて静かなホテルがいい」「待つのが苦手」という方は、高輪やさくらタワーといった、より落ち着いた館のほうが自分に合っている可能性が高いです。
まとめ:あなたに取っての正解はこちら!
グランドプリンスホテル高輪:大人の静かな庭園ステイを楽しみたいなら
高輪は、何よりも日本庭園とクラシックな雰囲気を楽しむホテルです。客室は新高輪ほど広くはないものの、窓の外の緑と落ち着いたインテリアが、都会にいることを忘れさせてくれます。
ラウンジやレストランも「しっとり系」が中心で、カップル・夫婦旅や一人でゆっくり過ごしたい人にぴったり。建物の年季を“味”として受け止められるなら、心に残るステイになるはずです。
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グランドプリンスホテル新高輪:広い部屋&バルコニーでアクティブに楽しむなら
新高輪は、広い客室+全室バルコニー+プール+ペット対応と、楽しみの選択肢が多いホテルです。ファミリーやグループ、イベント参加の拠点としての使い勝手は抜群で、「都内でちょっとしたリゾート気分を味わいたい」人に向いています。
一方で、大規模ホテルゆえの混雑や賑やかさはつきもの。静けさよりも“ワイワイ感”を楽しめるタイプなら、高い満足度が期待できます。
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迷ったら、「静かに庭園」か「広い部屋とバルコニー」か、自分の優先順位で選んでみてください。

