クラブメッドに行くことはほぼ決めているけれど、「サホロとトマム、うちにはどっちが合うの?」と迷っている人は多いはず。
どちらもオールインクルーシブで食事もレッスンも込み、口コミ評価も高いので、失敗したくないファミリーほど決め手が分かりにくくなります。
この記事では、両リゾートの特徴を「子どもの年齢・スキー経験・予算・移動のしやすさ」という軸で整理し、「この条件ならこっち!」と判断できるようにまとめました。
最後にタイプ別のおすすめも用意しているので、読み終わるころには予約する方をほぼ決められるはずです。
クラブメッド サホロとトマムの基本スペック比較
最初にざっくり全体像をそろえておきましょう。サホロもトマムも「滞在中の食事・飲み物・レッスン・ショーなどほぼ全部込み」のクラブメッドらしいオールインクルーシブ型リゾートです。
ただし、どんな体験に比重を置いているか、リゾート全体のコンセプトや規模感が少し違います。サホロは「山の中の落ち着いたスキーリゾート」、トマムは「星野リゾートエリアと一体になった大規模リゾート」というイメージで、同じクラブメッドでも“過ごし方のクセ”がかなり違ってきます。
| 項目 | サホロ | トマム | ||
|---|---|---|---|---|
| 評価 | 説明 | 評価 | 説明 | |
| 立地 | 〇 | 山あいの静かな環境。周囲は自然中心で「こもり旅」向き。 | ◎ | 星野リゾートトマム内。駅近&周囲に施設多数で遊びの選択肢が多い。 |
| 客室の広さ感 | 〇 | 一般的なリゾートホテルサイズ。家族でも問題ないがは標準。 | ◎ | 全体的にゆったりめの間取りが多く、ファミリールームも充実。 |
| 建物の新しさ | △ | ややクラシックな山小屋風。リニューアルはされているが雰囲気はレトロ寄り。 | ◎ | 比較的新しくデザイン性が高い。ロビーや共用部もスタイリッシュ。 |
| ゲレンデ規模 | 〇 | コンパクトで家族全員が同じエリアで動きやすい。初心者・中級者向き。 | ◎ | コース数・バリエーションとも多め。中上級者も飽きにくい規模感。 |
| 料金傾向 | ◎ | 同条件ならやや安く出ることが多い。パック内で完結させやすくコスパ良好。 | △~〇 | やや高めになりがち。星野リゾート側の有料施設も使うと総額は上がりやすい。 |
| 雰囲気 | ◎ | 落ち着いたアットホーム系。静かにスキーを楽しみたい家族・夫婦向き。 | ◎ | にぎやかでリゾート感たっぷり。イベント・写真映え重視の人に人気。 |
立地・コンセプト・雰囲気の違い
サホロは十勝サホロリゾートの中腹にあり、周りは山と森だけという静かなロケーション。ゲレンデとホテルがほぼ一体になっていて、「雪山でのんびりこもる」感覚が強い場所です。
一方トマムは星野リゾート トマムの中にあり、周囲にはタワーホテルやレストラン街、雲海テラスなど見どころが点在する“リゾートタウン”のような雰囲気。クラブメッド館内だけで完結もできますが、外の施設にも出ていく前提で、にぎやか&アクティブに楽しみたい人向きの立地と言えます。
客室・建物の新しさ・規模感
建物の印象でいうと、多くの口コミや比較記事が「トマムの方が全体的に新しくスタイリッシュ」と評価しています。
客室もトマムの方がやや広めで、ファミリールームやコネクティングルームの選択肢も多く、ロビーやバーも“デザインホテル的な雰囲気”が強め。
一方サホロは落ち着いた山小屋風で、良く言えば素朴・悪く言えば少しレトロ。ただし、館内がコンパクトなので移動が少なく済み、「子どもと一緒に動くならこのくらいがちょうどいい」という声も目立ちます。
料金のざっくりレンジとコスパの考え方
料金は時期・早割・キャンペーン次第でかなり変わりますが、同じ条件で比較すると「トマムの方がやや高めになりやすい」という傾向があります。
理由は、施設の新しさや部屋の広さに加え、星野リゾート側のアクティビティやレストランを組み合わせて楽しむ人が多く、結果的に総額が上がりやすいから。
一方サホロはオールインクルーシブの範囲内で完結しやすく、パック料金自体も比較的抑えめと言われます。
とはいえ、どちらも為替や航空運賃の影響を受けるので、「トマム=絶対に高い」と思い込まず、必ずそのときの見積もりで比べるのが安全です。
ゲレンデ・雪質・スキー/スノボ環境の違い
次に、スキー・スノボを楽しみたい人にとって重要なゲレンデ条件を見ていきます。
どちらも北海道らしいパウダースノーが魅力で、スキースクールも充実していますが、コースの規模やバリエーション、混雑具合に違いがあります。
特に「家族全員がどのコースで遊べるか」「初心者が怖い思いをせずに滑れるか」「リフト待ちで子どもが飽きないか」といった現実的な視点で比較すると、サホロとトマムの“向いている層”が見えやすくなります。
コース数・斜面のバリエーション・難易度
一般的に、トマムの方がコース数が多く、初級〜中級〜上級までバランス良くそろっていると言われます。特に中級以上のゲレンデを滑りたい大人には、トマムの方が長いコースや地形の変化を楽しめる印象です。
サホロは全体の規模はやや小さいものの、初級〜中級向けの滑りやすいコースが多く、家族全員が同じエリアで遊びやすいのが強み。
「とにかくバリエーション豊富に滑りたい」ならトマム、「ファミリーでほどよく楽しみたい」ならサホロが候補になります。
雪質・標高・天候(晴天率)の違い
サホロは内陸寄りの位置にあり、良質なパウダースノーに加えて晴天率が比較的高いと言われています。吹雪や強風が少なめで、視界が悪くて怖い…という状況になりにくいのは、スキーデビューの子どもや初心者には大きな安心材料です。
トマムももちろん雪質は良いのですが、山間部ならではのガス(霧)や風が出やすい日もあり、「コンディションの変化が大きい」と感じる口コミもあります。
どちらもシーズンや天候に左右される前提ですが、「なるべく穏やかなコンディションを狙いたい」ならサホロに分があります。
リフト・ゴンドラ・ゲレンデ混雑の傾向
混雑に関しては、多くの宿泊者の声が「サホロの方が空いていて滑りやすい」という傾向で一致しています。
ゲレンデ規模自体がコンパクトで、そもそも入れ込めるお客さんの数がそこまで多くないため、リフト待ちが長くなりにくいのが特徴です。
トマムは星野リゾート全体からの利用もあり、年末年始や三連休などはそれなりの混雑を覚悟した方がいいタイミングもあります。
とはいえ、平日やオフピークならトマムでも快適に滑れる日が多いので、「いつ行くか」とセットで考えるのが賢い選び方と言えます。
館内施設・アクティビティ・星野リゾート連携の違い
「スキーはそこそこに、リゾートステイ全体を楽しみたい」という人にとっては、館内施設やアクティビティの違いが決め手になります。
サホロもトマムも、ビュッフェレストラン・バー・キッズスペース・ショーなどクラブメッドらしい要素は一通りそろっていますが、トマムはさらに星野リゾートの巨大なプールや雲海テラスなど“外の遊び場”が充実しているのが大きな特徴。
サホロは「コンパクトな館内でのんびり過ごす」スタイルが中心になり、動き回るよりもゆったりしたい派にフィットしやすいリゾートです。
レストラン・バー・ショーの雰囲気と違い
レストランはどちらもビュッフェ形式で、多国籍料理や北海道らしいメニューが楽しめます。
トマムはレストラン会場自体が広く、ライブキッチンやデザートコーナーも華やかで“リゾート感”が強い印象。一方サホロは規模こそ控えめですが、宿泊者数がそこまで多くない分、落ち着いて食事を楽しめるという声が多いです。
夜のショーやイベントの盛り上がりはどちらもクラブメッドらしくにぎやかですが、「大箱のステージで派手に」という雰囲気が好きならトマム、「あたたかい雰囲気の中でアットホームに楽しみたい」ならサホロが向いています。
プール・大浴場・館内アクティビティの充実度
館内設備の大きな違いが、「プール」と「大浴場」です。
サホロには温泉感覚でくつろげる大浴場があり、スキーで冷えた体をゆっくり温めることができます。
トマムは星野リゾート側の巨大なインドアプール「ミナミナビーチ」を利用できるのが大きな魅力で、波の出るプールや温水ジャグジーなど、子どもが一日中遊べるボリューム感があります(利用条件や料金は時期により変動)。
スキーだけでなくプールもフルで楽しみたいファミリーにはトマム、滑り終わったら大浴場でゆっくり…派にはサホロが心地よい組み合わせです。
星野リゾート トマムの施設利用とそのメリット
トマムならではの強みが、「雲海テラス」や「氷の街」など星野リゾート トマムの名物施設を組み合わせられることです。
早朝のゴンドラで雲海テラスに上がれば、条件が合えば一面の雲海と朝焼けという“北海道らしい絶景”を楽しめますし、冬季のアイスビレッジでは氷のバーやチャペルなど幻想的な世界が広がります(多くは別料金)。
つまりトマムは「クラブメッドとしての滞在+星野リゾートの観光」をパッケージ化しやすいリゾートで、アクティビティの選択肢の多さはサホロより一歩リードしていると言えます。
子連れ・キッズクラブ・英語環境の違い
クラブメッドといえば、年齢別のキッズクラブやスキーレッスンが充実していることでも有名です。
サホロ・トマムともに、4歳前後からのキッズプログラムや、子ども専用のスキーレッスンが用意されており、「親は滑りに行き、子どもはキッズクラブへ」という過ごし方がしやすいのが大きな魅力。
その一方で、「英語ばかりで子どもがなじめないのでは?」「日本語はどこまで通じる?」といった不安もよく聞かれます。
ここでは、年齢別の受け入れや英語環境のイメージを整理し、ファミリー目線での違いを見ていきます。
年齢別キッズクラブ・スキーレッスンの内容
プログラムの細かい内容や年齢区分はシーズンによって変わることがありますが、どちらのリゾートも「未就学児〜ティーンまで、年齢別にグループ分けして1日を過ごす」という基本スタイルは共通しています。
午前はスキーレッスン、午後は雪遊びや室内アクティビティ、夜はショーへの出演練習など、子どもたちだけの時間がしっかり組まれているイメージです。
サホロはゲレンデがコンパクトな分、キッズの移動距離が短くて済むのが安心ポイント。トマムはキッズエリアや室内遊び場が充実していて、「スキー以外もたくさんさせたい」家庭に向いています。
子どもの遊び場・親の自由時間の作りやすさ
親目線で重要なのが、「どれくらい自分の時間が持てるか」です。
サホロは館内がまとまっているため、子どもをキッズクラブに預けてからゲレンデへ行き、滑り終わってまた迎えに行く、という動線が非常にシンプル。小さな子どもがいる場合でも、迷ったり移動でぐずったりしにくいのが強みです。
トマムはエリア全体が広いぶん移動距離は伸びますが、その分、プールや雲海テラスなど親もワクワクする遊び場が多く、「半日は子ども、半日は夫婦でデート」など、時間の分け方のバリエーションが広がります。
英語環境・スタッフとのコミュニケーションの違い
クラブメッドのスタッフ(GO)は多国籍で、共通語は英語というのが基本スタイルです。
サホロ・トマムともに、日本人スタッフや日本語が話せる外国人スタッフも多く、受付や案内は日本語だけでも十分こなせるケースがほとんど。
ただ、キッズクラブやショーなどでは英語ベースのコミュニケーションも多く、「英語が飛び交う環境にいる経験」そのものを楽しんでいる家族も多いです。
英語が苦手でも過度に心配する必要はありませんが、「子どもに英語環境を体験させたい」という家庭には特に魅力的なポイントと言えます。
たとえば、子どもが英語での指示に戸惑っている場合でも、日本語が分かるGOが間に入ってフォローしてくれるケースが多く、「途中で泣いてしまっても優しく対応してくれた」という口コミもよく見かけます。
逆に、英語に慣れた高学年の子どもであれば、海外の友だちができるきっかけにもなりやすく、リゾートにいながら簡易留学のような体験ができる点もクラブメッドならではです。
アクセス・移動ストレス・総予算イメージ
どちらを選ぶか迷ったとき、実はかなり効いてくるのが「空港からリゾートまでの移動のしやすさ」と「トータルの予算感」です。
北海道の冬道での長距離移動は、雪に慣れていない子連れファミリーにはそれだけで大きな負担になりますし、乗り換え回数が多いと荷物の上げ下ろしだけでヘトヘトになってしまいます。
また、パック料金だけでなく、航空券・送迎・星野リゾート側の有料アクティビティを含めた“総額”で見ると、「思っていたより高くついた」「実はサホロの方が安かった」などのギャップも起こりがちです。
空港からのアクセス・送迎バス・鉄道の違い
トマムは新千歳空港からJRでトマム駅まで移動し、そこから無料送迎バスというルートがメジャーです。所要時間は目安で2時間前後+送迎といったところで、雪道の長距離バスが不安な人にも選びやすいルートと言えます。
サホロは帯広空港からのバス、または新千歳からの直行バスなど複数ルートがあり、選び方によって時間も乗り換え回数も変わります。
いずれも公式サイトや旅行会社が送迎付きプランを用意しているので、「子連れなら極力乗り換えなしの直行便を選ぶ」ことを意識すると、到着時の疲労感が大きく変わります。
館内動線・ゲレンデまでの距離と負担感
到着してからの“最後のひと頑張り”として、館内の動線も地味に効いてきます。
サホロはフロント・レストラン・客室・ロッカールーム・ゲレンデが比較的コンパクトにまとまっており、スキーブーツのまま長距離を歩くような場面が少ないのが特徴です。
対してトマムは建物の規模が大きく、エレベーターや長い廊下の移動が発生しがちで、「おしゃれだけどちょっと歩く」という感想もよく見かけます。
ベビーカー利用や、小さな子どもが「抱っこ〜」となりがちな年齢なら、館内動線はサホロに軍配が上がる印象です。
2泊3日モデルケースで見る総予算の目安
※以下は2025年11月時点の一般的な傾向にもとづくイメージです。
実際の料金は為替やセール状況により大きく変わる可能性があります。具体的な料金は為替や航空運賃、セール状況で日々変わるため、ここでは「傾向」としてのイメージにとどめます。
東京発・家族4人・冬休み2泊3日といった条件で比較した口コミやブログを総合すると、同じような条件で見積もりをとった場合、トマムの方がサホロより総額で数万円程度高くなるケースが多いという声が目立ちます。
理由は、本体のパッケージ価格に加え、星野リゾート側のプールや雲海テラスなど、有料アクティビティを「せっかくなら」と追加しがちな点。
サホロは、シンプルにクラブメッドのパッケージ内で完結させやすく、早割を使えばかなりコスパが高い滞在が狙えます。
タイプ別「あなたにはサホロ/トマム」早見表
ここまでの情報を踏まえると、「結局うちにはどっちが合うの?」という疑問に、かなり具体的に答えられるようになります。
ここまで読んで「何となくイメージはついたけれど、まだ決めきれない…」という人のために、条件別にサホロ・トマムどちらが向いているかをざっくり整理します。
子どもの年齢やスキー経験、予算、混雑への強さなど、よくあるパターンごとにチェックしていけば、自分たちがどちら寄りかが一目で分かるはずです。
ここでは、典型的なパターン別にサホロ・トマムの向き不向きを整理していきます。未就学児中心のファミリー、小学生以上でアクティブに遊びたい家族、夫婦や大人グループ、予算重視・移動重視・混雑回避など、それぞれのニーズに合わせた“おすすめパターン”を用意しました。
読みながら、自分たちがどのパターンに近いかをイメージしてみてください。
| 条件・タイプ | サホロがおすすめ ✅ | トマム推し ✅ | ||
|---|---|---|---|---|
| 評価 | 説明 | 評価 | 説明 | |
| 未就学児中心 3〜6歳・スキーデビュー | ◎ | 館内&ゲレンデがコンパクトで移動がラク。怖くない斜面多め。 | △ | 館内が広く移動が多め。プールなど遊びは豊富だが少し大人向き。 |
| 小学生以上アクティブ スキー+遊び | ◯ | スキー中心なら十分楽しめる。 | ◎ | プール・雲海テラスなど“盛りだくさん旅”に最適。 |
| 夫婦のんびり 静かに過ごしたい | ◎ | 落ち着いた雰囲気で大人のスキー旅向き。 | ◯ | リゾート感は高いが、やや賑やかさもある。 |
| 大人グループ 友人同士・会社仲間 | ◯ | ゆるく滑って飲んで…のんびりグループ旅行向き。 | ◎ | バー・ショー・外部施設も含めて夜までワイワイ楽しめる。 |
| 予算重視 総額をできるだけ抑えたい | ◎ | パック内で完結しやすく早割次第でかなりお得。 | △ | 本体もやや高めで、外部アクティビティ追加で膨らみやすい。 |
| 移動重視 乗り換え少なくラクしたい | ◯ | 帯広発バスなどルート次第でラクに。 | ◯ | JR+送迎で分かりやすいが所要時間はそこそこ。 |
| 混雑が苦手 静かなゲレンデ希望 | ◎ | 比較的空いていることが多く、リフト待ち少なめ。 | △ | 繁忙期は混雑しやすいが、平日やオフピークなら問題なし。 |
子連れファミリー(未就学児・小学生)におすすめはどっち?
未就学児中心で「スキーデビュー+雪遊びメイン」の家族なら、サホロがかなり有力候補です。ゲレンデ規模が大きすぎず、館内もコンパクトなので、移動のたびにぐずってしまう小さな子ども連れでも動きやすいのが大きなメリット。スキーよりもプールやアクティビティをたくさんさせたい小学生以上のファミリーなら、トマムの方が楽しみの幅は確実に広がります。ミナミナビーチや雲海テラスなど“非日常体験”が多く、「スキーは半分、リゾート遊び半分」くらいのバランスで楽しみたい家族にぴったりです。
夫婦・カップル・大人グループにおすすめはどっち?
夫婦やカップルで「のんびりパウダースノーを楽しみたい」「人が少ないゲレンデでマイペースに滑りたい」というスタイルなら、サホロがおすすめです。
落ち着いた雰囲気で、館内の動線も短く、スキーと食事・バータイムをゆったり往復するような滞在がしやすいリゾートです。
一方、友人同士やアクティブなカップルで「がっつり滑って、夜もガッツリ飲んで遊びたい」「フォトジェニックなスポットも欲しい」という場合は断然トマム。
バーやショーの盛り上がり、外のレストラン街や氷の街など、大人がテンションの上がるポイントが多いです。
予算重視・移動重視・混雑回避派などニーズ別の選び方
「予算最優先で、できるだけ安くクラブメッドを体験したい」なら、基本的にはサホロを軸に、早割やセールをチェックするのが定石です。
「とにかく移動をラクにしたい」場合は、自宅からのアクセスと直行便の有無を見つつ、トマムならJRメイン、サホロなら帯広空港発着のバスなど、乗り換えの少ないルートを選ぶのがポイント。
人混みが苦手で「リフト待ちをなるべく避けたい」なら、サホロ+平日・オフピークを狙うのが有利ですし、「混雑してもいいから、とにかく“北海道の大型リゾート感”を味わいたい」ならトマムが向いています。
クラブメッド サホロ&トマム よくある質問
- クラブメッドのサホロとトマムはどっちがおすすめ?
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「静かなゲレンデでじっくり滑りたい」「移動を最小限にしたい」ならサホロ寄り、「スキーに加えてプールや雲海テラスなど“イベント感”も欲しい」ならトマム寄り、と考えるとシンプルです。
サホロはコンパクトな館内と空いているゲレンデで、子連れや初心者でもマイペースに滑りやすいのが魅力。
トマムは、星野リゾート側のプールや雲海テラスなどを合わせて楽しめるのが強みで、スキー+リゾート体験をギュッと詰め込みたい人向きです。
迷ったら「スキー何割・それ以外何割で楽しみたいか」を基準に考えると、どちらが自分たち向きか決めやすくなります。
- 子連れ家族で行くならサホロとトマムどちらが向いている?
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未就学児やスキーデビューの年齢がメインなら、まずはサホロをおすすめします。移動が少なく、ゲレンデ規模も大きすぎないので、「知らない場所で子どもが疲れ切ってしまう」というリスクをかなり減らせます。
一方、小学生以上で「スキーもプールも全力で楽しみたい」という子どもがいるならトマムが有力候補。ミナミナビーチや雲海テラスなど、スキー以外のワクワク要素が多く、三日あっても飽きないくらい遊びのネタがあります。家族の年齢構成と体力で選ぶのがコツです。
- クラブメッド サホロとトマムの料金はどれくらい違う?
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執筆時点の傾向として、同じような条件で見積もるとトマムの方がサホロより数万円ほど高くなるケースが多いという声が多く見られます。
ただし、早割やセール、出発空港や航空券の高騰具合によっては、逆転することもあり得ます。
またトマムは星野リゾート側の有料アクティビティを追加しがちなので、プールや雲海テラスにどれくらいお金を使うかでも総額は変わります。
最終的な判断は、必ずその時点の公式サイトや旅行会社の見積もりを比較して行ってください。
- スキー初心者にはサホロとトマムのどちらが滑りやすい?
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スキー初心者や、まだリフトに乗るのが怖いレベルの人には、総合するとサホロの方が安心しやすいという意見が多めです。
理由は、コンパクトなゲレンデに緩やかなコースがまとまっていて、どこにいてもホテルやキッズクラブが近い感覚があるから。
天候も比較的穏やかな日が多いとされており、「視界が悪くて怖い」という状況になりにくいのもポイントです。
トマムも初心者コースはありますが、ゲレンデ規模が大きく移動距離も伸びるため、「初心者+小さな子どもだけ」の組み合わせなら、まずはサホロから挑戦するのがおすすめです。
- 夏の北海道旅行ならサホロとトマムどっちを選ぶべき?
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夏の北海道で「避暑リゾート」として選ぶなら、トマム優勢といってよさそうです。雲海テラスやミナミナビーチ、アクティビティセンターなど、グリーンシーズン向けの体験メニューが豊富で数日間しっかり楽しめます。
サホロも夏の自然体験はできますが、クラブメッドとしてはどうしても冬のスキーシーズンが主役という印象。
夏休みにクラブメッドを楽しみたいなら、「星野リゾート トマム全体を遊び尽くす」イメージでトマムを選ぶ方が、満足度は高くなりやすいでしょう。
まとめ|「何を一番大事にするか」でサホロかトマムかは決まる
サホロとトマムは、どちらもクラブメッドらしいオールインクルーシブの楽しさを存分に味わえる一方で、「何を一番大事にするか」でベストな選択がはっきり分かれるリゾートです。
コンパクトで移動が少なく、比較的空いているゲレンデでのんびり滑れるサホロは、未就学児を含む子連れファミリーや、落ち着いたスキー旅行をしたい夫婦にぴったり。
一方、星野リゾート トマムと一体化したトマムは、スキーに加えてプールや雲海テラスなど多彩なアクティビティを楽しみたい人にとって、唯一無二の選択肢と言えます。
最終的には、子どもの年齢や体力、家族のスキー経験、予算や混雑への許容度など、あなたの「優先順位リスト」を作って当てはめてみるのがおすすめです。
料金や営業状況はシーズンごとに変わるため、必ず最新の公式情報を確認したうえで、この記事の比較ポイントを参考に、自分たちだけのベストな北海道クラブメッド旅を組み立ててみてください。
- スキー重視+落ち着いた雰囲気+移動ストレスの少なさ → サホロ向き
- 体験の多さ+最新リゾート感+フォトジェニックさ → トマム向き
- 未就学児中心ならサホロ、小学生以上でアクティブ派ならトマムが有力
- 料金は傾向としてトマムがやや高めだが、時期やセールで逆転もある
- 迷ったら「スキー何割/それ以外何割で楽しみたいか」で考えると選びやすい

