「せっかくの旅行だから美味しいものが食べたい!でも、高級旅館はちょっと予算オーバー…」
「漁師さんがやってるような、安くて新鮮な魚が山盛り出てくる宿はないかな?」
そんな「食いしん坊」なあなたの願い、中国地方の民宿なら叶います!
豪華なロビーやエステがなくても、その分をすべて「食材」に注ぎ込んだような、コストパフォーマンス最強の宿が存在するんです。
この記事では、中国地方(鳥取・島根・岡山・広島・山口)にある民宿の中から、楽天トラベルの食事評価が極めて高い「料理がすごすぎる宿」を5つ厳選しました。
カニ、活イカ、タコ、地魚…。「もう食べられない!」と嬉しい悲鳴を上げたい方は、ぜひ宿選びの参考にしてくださいね。
- 味覚のお宿 山田屋(鳥取県)
- 民宿みやけ(島根県)
- 料理&お宿 下津井亭(岡山県)
- 民宿旅館ひよし(広島県)
- 海宿きらく(山口県)
味覚のお宿 山田屋
鳥取砂丘からほど近い、鳥取の海の玄関口「賀露(かろ)港」。その港のすぐ目の前に、食通たちがこぞって通う小さなお宿があります。それが「味覚のお宿 山田屋」です。
全6室という小さな宿ですが、だからこそできる心のこもったおもてなしと、仲買人の権利を持つ主人が仕入れる極上の海の幸が自慢。
「せっかく鳥取に来たんだから、本当に美味しいものを一番美味しい状態で食べたい!」という、味に妥協したくないカップルやご夫婦にぴったり。
実家に帰ってきたような懐かしい空気感の中で、時間を忘れて食と向き合える、そんな隠れ家のようなお宿です。
特徴
- 仲買人が厳選する「本物」の松葉ガニ
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冬の鳥取といえば松葉ガニ。ここでは主人が自ら港で競り落とした、鮮度抜群のタグ付きガニが味わえます。冷凍物は一切使わず、その日の朝に揚がったばかりのカニを使うこだわりよう。「カニの甘みが違う」とリピーターが絶えないのも納得です。
- 幻のエビ「モサエビ」に出会える
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9月から5月にかけては、地元でしか出回らない「モサエビ(猛者海老)」が登場します。甘エビ以上に甘く、プリッとした弾力が特徴ですが、鮮度が落ちやすいため遠方には出荷されません。この宿に来た人だけが味わえる、まさに幻の味覚です。
- 港町風情あふれる静かな立地
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宿の目の前はすぐ漁港。朝夕の散歩では、潮風を感じながら停泊する漁船やカモメを眺めることができます。観光客でごった返す温泉街とは違い、聞こえてくるのは波の音と船のエンジン音だけ。静かに旅情に浸りたい人にはたまらないロケーションです。
- 観光拠点としても超優秀
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鳥取砂丘やコナン空港から車ですぐという好立地。さらに徒歩圏内には鮮魚市場「かろいち」や、カニが主役の水族館「かにっこ館」があります。チェックイン前やアウト後の観光もスムーズで、時間を有効に使いたい旅行者に最適です。
- 全6室だからこそのアットホーム感
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大型旅館のようなマニュアル化された接客ではなく、女将さんやスタッフさんの温かい言葉が心に染みます。「おかえりなさい」と迎えてくれるような距離感は、初めて泊まるのにどこか懐かしい安心感を与えてくれます。
部屋と設備
客室はすべて畳敷きの和室で、昭和の良き時代を感じさせるレトロな雰囲気です。豪華なソファや最新の家電はありませんが、掃除が行き届いた清潔な畳の上でゴロゴロするのは至福の時間。窓の外からは港の気配が感じられ、旅情を誘います。
お風呂は温泉ではありませんが、4階にある展望風呂からは日本海と賀露港を一望できます。特に夕暮れ時の景色は美しく、お湯に浸かりながら旅の疲れを癒やせます。トイレや洗面は部屋に付いているタイプと共同のタイプがあるため、予約時によく確認しましょう。
食事
ここの食事は、まさに「海鮮のフルコース」。冬は松葉ガニの刺し・焼き・茹で・鍋と、これでもかというほどカニ尽くし。カニ味噌の濃厚さは、新鮮な証拠です。夏には白イカの活き造りが登場し、透き通った身の甘さに驚かされるはず。
食事場所は、人数に合わせて個室や広間で用意されます。周りを気にせず、カニを無言でほじくり返す没入感は旅館ならでは。朝食も手抜きなしで、カニの出汁が効いたお味噌汁や自家製のらっきょうなど、白いご飯が止まらなくなるおかずが並びます。
口コミ
- カニのボリュームと鮮度に感動
「カニのフルコースを利用しましたが、食べきれないほどの量で驚きました。特に焼きガニの香ばしさと甘みは忘れられません。冷凍とは全く違う本物の味でした。」という喜びの声が多数。(楽天トラベル) - 昭和レトロな雰囲気が落ち着く
「建物は古いですが、ピカピカに磨き上げられていて気持ちがいいです。実家に帰ったように寛げました。」といった、建物の古さをプラスに捉える声が多いです。(楽天トラベル) - 階段移動が少し大変かも
「エレベーターがないので、お風呂や食事処への移動で階段を使うのが年配の母には少し辛そうでした。」という声も。足腰に不安がある場合は1階や2階の部屋を相談すると良いでしょう。(楽天トラベル) - スタッフの温かい接客
「子供連れで宿泊しましたが、食事の際にいろいろと気遣っていただき助かりました。女将さんの笑顔に癒やされました。」という感謝の声が目立ちます。(楽天トラベル) - お風呂は温泉ではないが景色が良い
「温泉ではないと知っていましたが、展望風呂からの港の眺めが最高で満足です。広さも十分でした。」と、ロケーションを評価する声があります。(じゃらん)
ここは注意・気になるところ
建物は4階建てですが、エレベーターがありません。展望風呂は4階にあるため、お風呂に入るには階段の上り下りが必須となります。足腰が悪い方や、大きな荷物がある場合は少し大変かもしれません。予約時に低層階を希望するなど相談してみるのがおすすめです。
また、周辺は静かな漁港エリアなので、夜遅くまで開いているコンビニや飲食店は徒歩圏内には少ないです。お部屋で飲むお酒やおつまみが必要な場合は、チェックイン前に市街地や近くのスーパーで調達しておくと安心です。
こんな人におすすめ!
「温泉の泉質よりも、とにかく美味しいカニや魚を優先したい!」という食通の方にこそ選んでほしい宿です。特に、冬の松葉ガニや春のモサエビなど、季節ごとの旬を逃したくないカップルやご夫婦におすすめ。
豪華なラウンジやエステはありませんが、その分、料金のほとんどが「食材費」に使われているのではないかと思うほどのコストパフォーマンスを感じられるはず。静かな港町で、旨い酒と肴に酔いしれる大人の休日を過ごせます。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 鳥取県鳥取市賀露町北 |
| アクセス | JR鳥取駅より車・バスで約15〜20分/鳥取空港より車で約5分 |
| チェックイン/アウト | 16:00 / 10:00 |
| 客室数 | 全6室(和室) |
| 駐車場 | あり(無料・予約不要) |
| 参考価格帯 | 15,000円〜(カニのシーズンは変動あり) |
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民宿みやけ
山陰の小京都と呼ばれる島根県津和野町。その玄関口である津和野駅の目の前に、「民宿みやけ」はあります。
元々は割烹料理店だったという経歴を持つご主人が腕を振るう料理は、民宿のレベルを超えていると評判。にもかかわらず、雰囲気はあくまでアットホームな民宿そのもの。
「ただいま」と言って靴を脱ぎたくなるような、親戚の家のような安心感が漂います。SLやまぐち号の撮影スポットとしても絶好の立地で、鉄道ファンや一人旅の利用者にも愛され続けているお宿です。
特徴
- 元割烹のご主人が作る本格料理
-
ご主人は長年、割烹料理の世界で腕を磨いてきた職人。そのため、出される料理は味付けも盛り付けも本格的です。地元の山菜や川魚、そして日本海の幸を巧みに使い分けた会席料理は、繊細かつ豪快。食通も唸る味がリーズナブルに楽しめます。
- 驚愕のボリューム「食べきれない!」
-
ここの代名詞とも言えるのが、夕食の圧倒的なボリュームです。テーブルに乗り切らないほどの小鉢や大皿が並び、「あとから天ぷらが出ますよ」と言われて「まだ来るの!?」と嬉しい悲鳴を上げるのがお約束。お腹を極限まで空かせて行くのがマナーです。
- 津和野駅徒歩1分の最強立地
-
駅を出てすぐ目の前という、これ以上ない便利な場所にあります。重い荷物を預けてすぐに観光に出かけられるのは大きなメリット。部屋の窓から駅のホームやSLが見えることもあり、鉄道好きにはたまらないロケーションです。
- 実家のような温かい接客
-
女将さんの明るく気さくな人柄も、この宿の大きな魅力。「寒くないですか?」「ご飯足りますか?」と、まるでお母さんのように気遣ってくれます。一人旅で訪れても、寂しさを感じることなく温かい気持ちで過ごせます。
- 契約農家の絶品コシヒカリ
-
料理だけでなく、お米へのこだわりも半端ではありません。地元の契約農家から直接仕入れるコシヒカリを使用しており、炊き加減も絶妙。「おかずが美味しいからご飯が進む」のではなく、「ご飯が美味しいからおかずが進む」体験ができます。
部屋と設備
お部屋はシンプルな和室で、冬にはこたつが登場することも。テレビと座卓、そしてふかふかのお布団という、日本の正しい民宿スタイルです。豪華さはありませんが、掃除は隅々まで行き届いており、畳の匂いに癒やされながらゴロゴロ過ごせます。
お風呂とトイレ、洗面所は共同です。お風呂は家庭用サイズより少し大きいくらいのものですが、清潔に保たれています。タオルや歯ブラシなどの基本的なアメニティは揃っていますが、民宿に慣れていない人は「共同利用」という点を理解して予約しましょう。
食事
夕食は、季節の食材をふんだんに使った和会席。鮎の塩焼きや山菜の天ぷら、日本海直送のお刺身など、海と山の幸がバランスよく並びます。特に煮物の味付けは「絶品」と評判で、家庭料理のようでいて家庭では出せないプロの技が光ります。
朝食もまた豪華で、焼き魚に卵焼き、小鉢が数種類と、朝からご飯をおかわりせずにはいられないラインナップ。美味しいお米と手作りのお味噌汁があれば、1日のスタートは完璧です。食事場所は広間や食堂で、他のお客さんとの距離感も程よく、和やかな雰囲気です。
口コミ
- 料理の量が半端ない!
「口コミ通り、ものすごい量の料理が出てきました。どれも美味しくて残すのが申し訳ないほど。男性でも満腹間違いなしです。」という、嬉しい悲鳴が多数寄せられています。(楽天トラベル) - 女将さんの人柄が最高
「到着が遅れたのですが、嫌な顔ひとつせず温かいお茶とお菓子で迎えてくれました。田舎のおばあちゃんの家に帰ったような安心感があります。」と、接客を高評価する声が多いです。(楽天トラベル) - 駅近で観光に便利
「駅の目の前なので、荷物を置いてすぐに津和野観光に行けました。SLの汽笛が聞こえて旅情満点です。」と、立地の良さは全員が認めるところ。(楽天トラベル) - 設備は古いが清潔
「建物は古いですが、水回りも含めてとてもきれいに掃除されています。共同トイレもウォシュレット付きで快適でした。」と、清潔感を評価する声があります。(じゃらん) - 壁が薄いのが少し気になる
「隣の部屋の話し声や廊下を歩く音が聞こえることがあります。神経質な人は耳栓があるといいかもしれません。」という、構造上の注意点への言及もあります。(楽天トラベル)
ここは注意・気になるところ
民宿なので、お風呂とトイレは部屋にはなく共同利用です。「夜中にトイレに行くのが面倒」「お風呂は好きな時に入りたい」という方には少し不便に感じるかもしれません。ただ、掃除は徹底されているので、清潔感に関する心配は不要です。
また、木造の建物なので防音性は高くありません。廊下の足音や隣の部屋の話し声が聞こえることがあります。静寂を求めるよりは、多少の生活音も「民宿の味」として楽しめる心の余裕を持って泊まるのがおすすめです。
こんな人におすすめ!
「豪華な設備よりも、とにかく美味しいご飯をお腹いっぱい食べたい!」という食いしん坊な方には、これ以上ない楽園です。また、一人旅で少し人恋しい時や、温かい交流を求めている人にも最適。
津和野観光の拠点としてはもちろん、SLファンや鉄道好きの方にとっても、部屋から駅が見える特等席としておすすめできます。コスパ重視の学生旅行や、気取らない家族旅行にもぴったりです。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 島根県鹿足郡津和野町後田イ72-4 |
| アクセス | JR山口線 津和野駅より徒歩1分(駅前) |
| チェックイン/アウト | 16:00 / 10:00 |
| 客室数 | 全7室(和室) |
| 駐車場 | あり(無料・予約不要) |
| 参考価格帯 | 9,000円〜13,000円程度 |
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料理&お宿 下津井亭
瀬戸大橋のたもと、岡山県倉敷市の下津井(しもつい)港。タコ漁で有名なこの港町に、漁師と仲買人の魂を受け継ぐ宿「下津井亭」があります。
一番の自慢は、なんと言っても目の前の海で獲れたばかりの「タコ」と新鮮な魚介類。宿の1階には大きな生簀(いけす)があり、さっきまで泳いでいた魚をその場で調理してくれます。
屋上の露天風呂からは、雄大な瀬戸大橋と瀬戸内海の多島美を一望。絶景と美食を同時に味わえる、瀬戸内旅の穴場的スポットです。
特徴
- 本場の「下津井ダコ」を味わい尽くす
-
潮流の速い下津井の海で育ったタコは、足が太く身が引き締まり、噛めば噛むほど甘みが出る極上の品。ここでは、刺身、しゃぶしゃぶ、唐揚げ、タコ飯と、タコの魅力を余すことなく味わえる「タコづくし」が楽しめます。
- 1階の生簀から直送される鮮魚
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宿に入るとまず目に飛び込んでくるのが、1階にある大きな生簀。ご主人が競り落とした地元の魚たちが元気に泳いでいます。注文が入ってから網ですくって調理するため、鮮度は折り紙付き。「コリコリ」を超えた「ゴリゴリ」の食感は感動モノです。
- 瀬戸大橋を一望する絶景露天風呂
-
屋上にある露天風呂は、この宿のもう一つの主役。目の前に瀬戸大橋がドーンとそびえ立ち、夜にはライトアップされた橋と行き交う船の灯りを眺められます。温泉ではありませんが、開放感抜群のロケーションは、何物にも代えがたい贅沢です。
- 全室オーシャンビューの開放感
-
客室の窓からも、瀬戸内海と瀬戸大橋のパノラマが広がります。朝日に輝く海、夕暮れの茜色、夜の静寂と、時間ごとに表情を変える海を部屋から独り占めできるのは、海辺の宿ならではの特権です。
- 漁師町ならではの活気と人情
-
スタッフの方々は皆、港町らしいチャキチャキとした明るい接客。気取ったサービスはありませんが、「美味しい魚を食べてって!」という心意気が伝わってきます。市場の喧騒を感じるような、活気ある雰囲気に元気をもらえます
部屋と設備
客室は和室が中心ですが、ベッドを配置した和洋室タイプもあり、足腰が不安な方や高齢の方にも好評です。建物自体は年季が入っており、最新のホテルのようなピカピカ感はありませんが、清掃は行き届いています。Wi-Fiも完備されているので、旅の情報収集にも困りません。
屋上の露天風呂は階段での移動が必要になりますが、内湯もしっかり完備されています。露天風呂は洗い場が少なめなので、内湯で体を洗ってから景色を楽しむために屋上へ行く、という使い方がスマートです。
食事
ここの食事は、まさに「漁師の宴」。名物のタコはもちろん、鯛やカレイ、サワラなど、その時期一番美味しい魚が豪快に並びます。特に「鯛の塩釜焼き」付きのプランは、木槌で塩を割るパフォーマンスも楽しく、お祝い事にもぴったり。
「タコ飯」はファンが多く、お腹いっぱいでもつい箸が進んでしまう魔性の味。残った場合はおにぎりにしてくれるサービス(要確認)があるなど、最後まで美味しく食べてほしいという宿の愛を感じます。おしゃれなフレンチもいいけれど、やっぱり日本人は新鮮な刺身と煮魚が一番、と思わせてくれる食事です。
口コミ
- タコの美味しさに衝撃
「今まで食べていたタコは何だったのかと思うほど、甘くて柔らかかったです。タコしゃぶは絶品でした。」と、タコ料理への称賛が止まりません。(楽天トラベル) - 瀬戸大橋の眺めが最高
「部屋の窓いっぱいに広がる瀬戸大橋は圧巻でした。夜景を見ながらビールを飲むのが最高でした。」と、ロケーションの良さが評価されています。(楽天トラベル) - 建物は古いが味がある
「施設は古いですが、料理の質と量を考えればコスパは最強だと思います。昭和の旅館という感じで落ち着きました。」(じゃらん) - 屋上露天風呂の開放感
「屋上のお風呂は風が気持ちよく、橋を見上げながら入るのが特別感がありました。ただ、冬はちょっと寒いかも。」(楽天トラベル) - スタッフが親切
「子供連れでしたが、食事の時にいろいろ配慮していただき助かりました。みなさん元気で気持ちの良い接客でした。」(楽天トラベル)
ここは注意・気になるところ
建物や設備には経年劣化が見られます。「最新設備じゃないと無理」という方には不向きですが、昭和レトロな雰囲気が好きな方にはむしろ好印象でしょう。また、屋上露天風呂へはエレベーターがなく、最上階から階段を少し上る必要があります。
周辺の道路は、漁港特有の細い道や入り組んだ場所があるため、大型車で訪れる際は事前にルートを確認し、運転には十分注意してください。駐車場は宿の近くに用意されています。
こんな人におすすめ!
「魚が好き!特にタコには目がない!」という方なら、一度は訪れるべき聖地です。瀬戸大橋の絶景もセットで楽しめるので、ドライブ旅行のカップルや、写真好きの方にもおすすめ。
また、気取らない雰囲気なので、小さな子ども連れのファミリーや、美味しい魚を囲んで宴会をしたいグループ旅行にも最適です。倉敷美観地区からも車で30分ほどなので、観光の拠点としても使えます。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 岡山県倉敷市下津井4-1-3 |
| アクセス | JR児島駅よりバスで約15分「下津井港前」下車すぐ/瀬戸中央道 児島ICより車で約10分 |
| チェックイン/アウト | 15:00 / 10:00 |
| 客室数 | 全16室 |
| 駐車場 | あり(無料) |
| 参考価格帯 | 13,000円〜20,000円程度 |
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民宿旅館ひよし
サイクリストの聖地「しまなみ海道」のちょうど真ん中に位置する生口島(いくちじま)。レモンとアートの島として知られるこの場所に、旅人が羽を休める小さな止まり木「民宿旅館ひよし」があります。
ご夫婦二人三脚で営むこの宿は、派手な看板も広告もありませんが、その温かいおもてなしと、安くて美味しい料理の噂を聞きつけたリピーターでいつも賑わっています。
島時間をゆっくり味わいたい人だけが知っている、とっておきの場所です。
特徴
- しまなみ海道のど真ん中、観光に便利
-
生口島は、しまなみ海道の中間地点。尾道からも今治からもアクセスしやすく、サイクリングの休憩地点として絶好のロケーションです。有名な「耕三寺」や「平山郁夫美術館」も近く、島内観光の拠点としても非常に便利です。
- コスパ最強の地魚料理
-
「この値段でこんなに出していいの?」と心配になるほど、料理のコストパフォーマンスが抜群です。瀬戸内の穏やかな海で育った小魚やタコ、メバルなどを、ご主人が一番美味しい調理法で提供してくれます。高級食材に頼らない、地元の日常の味がここにあります。
- サイクリストに優しい宿
-
しまなみ海道沿いの宿らしく、サイクリストへの配慮が行き届いています。大事な自転車を屋内に保管できるスペースがあったり、空気入れを貸してくれたりと、自転車旅の強い味方。同じ趣味を持つ宿泊客同士で話が弾むことも。
- 親戚の家のような距離感
-
ご主人と女将さんの人柄が、この宿一番の魅力かもしれません。つかず離れずの心地よい距離感で接してくれ、地元の歴史やおすすめスポットを教えてくれます。初めて会った気がしない、不思議な安心感に包まれます。
- 掃除の鬼!清潔感あふれる館内
-
建物自体は古い民家のような造りですが、館内はどこを見てもピカピカ。廊下もトイレも塵ひとつ落ちていないほど丁寧に掃除されており、潔癖な方でも安心して過ごせます。古さを感じさせない清潔感は、宿主の誇りを感じさせます。
部屋と設備
客室は6畳〜8畳ほどのシンプルな和室。窓を開ければ島の風が通り抜け、静かな時間が流れます。冷蔵庫は部屋にはありませんが、廊下にある共同の冷蔵庫を自由に使えます。自分の名前を書いた飲み物を冷やしておく、そんな合宿所のような雰囲気もまた一興です。
お風呂は家庭用のお風呂を少し大きくしたようなステンレス浴槽ですが、深さがあり肩までしっかり浸かれます。その日の宿泊状況によっては貸切で使えることも。トイレと洗面所は共同ですが、最新のウォシュレット付きで非常にきれいです。
食事
夕食のメインは、その日に獲れた地魚の煮付けや唐揚げ、お刺身など。特に煮付けの味付けは「神業」との呼び声高く、甘辛いタレだけでご飯が何杯もいけます。派手な舟盛りやステーキはありませんが、「こういうのが一番美味しいんだよな」としみじみ感じる家庭料理の最高峰です。
生口島は国産レモン発祥の地。食事の端々にレモンが添えられていたり、レモンを使った料理が出たりすることも。朝食も焼き魚に海苔、納豆、卵と王道の和定食で、朝からしっかりエネルギーチャージができます。
口コミ
- 煮魚が絶品でご飯が止まらない
「煮魚の味付けが最高でした。普段は小食な妻が完食していて驚きました。お刺身も新鮮でプリプリでした。」(楽天トラベル) - 掃除が行き届いていて気持ちいい
「古い建物と聞いていましたが、水回りも含めて驚くほどきれいです。女将さんの几帳面さが伝わってきました。」(楽天トラベル) - ご夫婦の人柄に癒やされる
「ご主人と女将さんがとても親切で、いろいろな話を聞かせてくれました。また二人に会いに行きたいと思える宿です。」(楽天トラベル) - サイクリングの拠点に最適
「自転車を室内に入れさせてくれたので安心でした。洗濯機も貸してもらい、サイクリストにはありがたい宿です。」(楽天トラベル) - 壁が薄いので音は聞こえる
「隣の部屋の話し声は聞こえますが、宿泊客のマナーが良く、夜は静かに眠れました。耳栓があれば完璧です。」(楽天トラベル)
ここは注意・気になるところ
民宿なので、壁は薄く防音性は低いです。廊下を歩く音や隣の部屋のテレビの音などが聞こえることがあります。また、トイレと洗面所が共同であること、部屋に冷蔵庫がないことも事前に知っておきましょう。
周辺にはコンビニがありますが、夜遅くになると閉まってしまうお店も多いです。夕食なしプランの場合は、早めに食事処を確保するか、お弁当を買っておくのが無難です。
こんな人におすすめ!
しまなみ海道を走るサイクリストには、間違いなくおすすめの宿です。また、豪華なサービスは不要で、安くて美味しい地元の魚を食べたい、静かな島でのんびりしたいという一人旅の方やご夫婦にもぴったり。高級旅館にはない、人の温かさに触れる旅がしたいなら、ここを選んで間違いありません。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田261-2 |
| アクセス | 瀬戸田港より徒歩約10分/西瀬戸自動車道 生口島北ICより車で約15分 |
| チェックイン/アウト | 16:00 / 10:00 |
| 客室数 | 全7室(和室) |
| 駐車場 | あり(無料) |
| 参考価格帯 | 8,000円〜12,000円程度 |
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海宿きらく
山口県の日本海側、長門市にある青海島(おおみじま)。その高台にひっそりと佇む「海宿きらく」は、その名の通り気楽に過ごせる、しかし料理は超一流のお宿です。
目の前には穏やかな仙崎湾が広がり、全室からその絶景を眺めることができます。そして何よりの目的は、仙崎漁港で水揚げされたばかりの「活イカ」。透き通ったイカを求めて、全国から食通が足を運ぶ、知る人ぞ知る名店です。
特徴
- 透明度抜群!仙崎名物「活イカ」
-
ここの主役は、仙崎漁港の名物であるケンサキイカ(地元では白イカやブドウイカとも呼ばれます)。生簀からあげた直後のイカは、まだ動いており、身はガラスのように透き通っています。コリコリとした食感と、噛むほどに広がる濃厚な甘みは、一度食べたら忘れられない体験です。
- 全室オーシャンビューの癒やし空間
-
宿は海を見下ろす高台に建っており、すべての客室から仙崎湾を一望できます。波の穏やかな内海なので、窓を開ければ優しい潮騒がBGMに。朝、目覚めた瞬間にキラキラ輝く海が見える贅沢は、この立地ならではのギフトです。
- 1日3組限定(プランによる)の静けさ
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以前は多くの客を受け入れていましたが、現在は質の高いサービスを提供するため、受け入れ組数を限定して営業しています。そのため、館内は静かで落ち着いた雰囲気。他のお客さんを気にすることなく、プライベートな時間を大切にできます。
- アワビ・ウニ・伊勢海老…高級食材のパレード
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イカだけでなく、アワビの踊り焼きやウニの釜飯、伊勢海老のお造りなど、豪華食材を使ったプランが豊富です。しかも、高級旅館で食べるよりもずっとリーズナブル。素材の良さをそのまま活かしたシンプルな調理法で、海の恵みをダイレクトに味わえます。
- 2018年リニューアルの快適な客室
-
一部の客室は2018年にリニューアルされており、畳の香りが新しい清潔な空間です。和室の落ち着きと、モダンな快適さが融合しており、女性客やカップルにも好評。窓際に椅子が置かれている部屋もあり、海を見ながら読書やお酒を楽しむのに最適です。
部屋と設備
客室はすべて海側を向いており、広縁がついたゆったりとした和室です。トイレは部屋に付いているタイプ(ウォシュレット完備)と共同のタイプがありますが、リニューアルされた部屋は非常にきれいです。
お風呂は人工温泉ですが、窓から海が見える「展望風呂」になっています。洗い場も清潔で、ゆったりとお湯に浸かりながら景色を眺めれば、日頃のストレスも吹き飛びます。
食事
夕食は、まさに「活イカ会席」。主役の活き造りはもちろん、ゲソは後で天ぷらや塩焼きにしてくれるので、1杯で2度美味しい。揚げたてのゲソ天は柔らかく、ビールとの相性が最高です。
他にも、新鮮な魚の煮付けや小鉢が並び、ボリュームも満点。朝食にもイカ刺しが出ることがあり(仕入れによる)、朝から贅沢な気分に浸れます。お米は山口県産を使用しており、ご飯のおかわりが止まりません。
口コミ
- 活イカの甘さに感動
「こんなに透き通ったイカは初めて見ました。口の中で吸い付くような食感と甘みは最高です。ゲソの天ぷらもフワフワでした。」(楽天トラベル) - 部屋からの景色が絵画のよう
「窓いっぱいに広がる海と空の青さに癒やされました。ずっと眺めていても飽きません。静かで最高でした。」(楽天トラベル) - 料理の量がすごくて大満足
「ウニ、アワビ、イカと高級食材のオンパレード。お腹を空かせて行きましたが、最後は苦しいくらいでした。コスパ良すぎです。」(楽天トラベル) - 宿までの道が少し狭い
「宿へ続く坂道が少し狭いので、大きな車だとドキドキしました。でもその先には絶景が待っていました。」(じゃらん) - リニューアルされた部屋が綺麗
「民宿と聞いていましたが、部屋は旅館のように綺麗で快適でした。トイレも新しくて良かったです。」(楽天トラベル)
ここは注意・気になるところ
宿へ至る最後の道が、少し狭い坂道になっています。運転に自信がない方は、明るいうちに到着するようにしましょう。また、活イカは天然物なので、海が荒れて漁に出られない日は提供できない場合があります。こればかりは運次第なので、どうしても食べたい場合は事前に天候をチェックするか、心づもりをしておきましょう。
周辺にはコンビニや商店がありません。夜食や飲み物は、長門市内のスーパーなどで事前に購入してからチェックインするのが鉄則です。
こんな人におすすめ!
「新鮮なイカを食べるためだけに旅をする価値がある」と思えるグルメな方に、心からおすすめします。海を眺めながら何もしない贅沢を味わいたいカップルや、美味しい魚料理で親孝行をしたい方にもぴったり。静かな環境なので、都会の喧騒を離れてリフレッシュしたい一人旅にも最適です。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 山口県長門市仙崎2057 |
| アクセス | JR仙崎駅より車で約5分/中国自動車道 美祢ICより車で約45分 |
| チェックイン/アウト | 15:00 / 10:00 |
| 客室数 | 全7室(和室) |
| 駐車場 | あり(無料) |
| 参考価格帯 | 15,000円〜25,000円程度 |
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まとめ
中国地方には、高級旅館にも負けない「料理がすごい民宿」がたくさん眠っています。今回ご紹介した5軒は、どこも「ただ泊まる」だけでなく「食べるために泊まる」価値がある宿ばかりです。
ピカピカの最新設備や、至れり尽くせりの高級サービスはないかもしれません。でも、そこには漁師町ならではの活気や、田舎の実家に帰ったような温かいおもてなし、そして何より、地元の海で獲れた「本物の魚」を腹いっぱい食べる幸せがあります。「美味しいものを食べに行きたいけど、どこがいいかわからない」と迷ったら、ぜひこの中から選んでみてください。きっと、胃袋も心も満たされる旅になるはずです。
- 【鳥取・鳥取市】味覚のお宿 山田屋
- 仲買人の主人が選ぶ「松葉ガニ」や幻の「モサエビ」が絶品。港の目の前の隠れ家宿。
- 【島根・津和野】民宿みやけ
- 元割烹料理人の技と、「食べきれない」と言われるほどの圧倒的ボリュームが自慢。
- 【岡山・倉敷】料理&お宿 下津井亭
- 生簀からあげたての魚と名物「下津井ダコ」を堪能。瀬戸大橋を望む絶景も魅力。
- 【広島・尾道】民宿旅館ひよし
- しまなみ海道の真ん中で、コスパ最強の地魚料理とアットホームな雰囲気に癒やされる。
- 【山口・長門】海宿きらく
- 透き通った「活イカ」は感動の甘さ。全室オーシャンビューで海を眺める贅沢な時間。

