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鶴の湯に泊まれなくても大満足!乳頭温泉郷〜田沢湖高原で選ぶ代替温泉宿ガイド

「鶴の湯に泊まりたいのに、予約が取れない…」そんな嘆きをよく耳にします。電話はつながらない、半年先まで満室、予定も立てにくい──とはいえ、そこで旅そのものを諦めてしまうのはもったいない話です。

乳頭温泉郷と田沢湖高原には、鶴の湯に負けないほど泉質や雰囲気に魅力のある宿がいくつもあり、しかも楽天トラベルから予約できる現実的な選択肢も揃っています。

本記事では、「鶴の湯じゃなくても、この旅は大成功」と思えるような温泉宿を厳選してご紹介。秘湯感たっぷりの湯治宿から、ホテルライクな安心感のある温泉リゾート、静かな高原のロッジまで、あなたの旅のスタイルに合った“次の一手”を一緒に探していきましょう。

目次

休暇村 乳頭温泉郷

休暇村 乳頭温泉郷は、十和田八幡平国立公園内のブナ林に囲まれた、乳頭温泉郷の入り口に建つ公共の宿です。和室・洋室あわせて約40室ほどの客室を備え、乳頭温泉郷の中ではもっともホテルライクで設備が整った存在。

単純硫黄泉とナトリウム炭酸水素塩泉という2種類の源泉かけ流しの湯を楽しめる大浴場・露天風呂に加え、レストランやラウンジ、売店なども充実しています。

ブナ林に囲まれた静かな環境でありながら、車や路線バスでアクセスしやすく、湯治というよりは「自然の中の温泉リゾート」という感覚で滞在できるのが魅力です。

鶴の湯が取れないとき、乳頭温泉郷の雰囲気を味わいながら安心して泊まりたい人の受け皿になる宿と言えます。

宿の特徴

ブナ林に抱かれた2種類の源泉露天

館内の温泉は、白濁感のある硫黄泉と肌ざわりのやわらかな炭酸水素塩泉の2種類。どちらも源泉かけ流しで、ブナ林に囲まれた露天風呂からは季節ごとに表情を変える森の景色を望めます。

雪の季節はふわふわと舞う雪を眺めながらの雪見露天、新緑や紅葉の時期は鮮やかな山の色彩を間近に感じられ、何度訪れても違う魅力に出会える温泉です。

乳頭温泉郷七湯めぐりの拠点に最適

宿の前には乳頭温泉郷の各宿を結ぶバスが発着し、「湯めぐり帖」を使った七湯めぐりにも便利な立地です。

朝は休暇村の露天で目を覚まし、昼は大釜温泉や黒湯温泉に日帰り入浴、夜はまた自分の部屋に戻ってのんびり…と、拠点を1カ所に置きつつ秘湯めぐりを楽しめるのがポイント。

鶴の湯本館に泊まれなくても、日帰り入浴で名物露天を体験しつつ、寝床は安心のホテルでという使い方ができます。

秋田の郷土料理ビュッフェが充実

夕食・朝食ともビュッフェスタイルで提供され、きりたんぽ鍋や山の芋鍋、とんぶり、比内地鶏の料理など秋田らしいメニューがずらりと並びます。

ライブキッチンで揚げたての天ぷらや焼き魚が提供されることもあり、温泉ホテルらしい楽しさも。お酒が好きな人には日本酒に合うおつまみも多く、「食事も旅のメインにしたい」という人にぴったりです。

ホテルライクで清潔感ある客室・設備

館内はロビーやラウンジが広く、共用スペースも明るい雰囲気。客室は和室・洋室ともにバス・トイレ付きで、ベッド派でも布団派でもくつろげる構成です。

乳頭温泉郷の中には昔ながらの湯治宿も多いですが、「温泉は秘湯でも、寝るところやトイレは快適な方がいい」という人には、休暇村の設備の整い方が大きな安心材料になります。

一人旅やアクティビティにも対応

一人旅プランや連泊プランが用意されているほか、ブナ林のガイドウォークや星空観察、早朝のラジオ体操など、自然を身近に感じられるアクティビティも魅力。

温泉だけでなく、国立公園の自然をしっかり味わいたい人には、鶴の湯とはまた違った形で「山の時間」を提供してくれる宿です。

口コミ

  • 露天風呂から眺めるブナ林の景色が素晴らしく、季節ごとに雰囲気が変わるので「次は雪の季節に来たい」「新緑を見にまた来る」とリピートを決める声が多く寄せられています。
  • ビュッフェ形式の食事は品数が多く、きりたんぽ鍋や山菜料理、デザートまで「どれもレベルが高い」「美味しくて食べ過ぎてしまう」と、温泉以上に食事を楽しみにするリピーターも見られます。
  • 館内や客室の清掃が行き届き、浴場も含めて清潔感があると好評です。秘湯感はやや薄いものの「家族や高齢の両親を連れていきやすい安心感がある」という声が多く聞かれます。
  • スタッフの接客は明るく丁寧で、湯めぐりの仕方やバスの乗り方を親身になって教えてくれたとの口コミが多数。初めての乳頭温泉郷でも不安なく過ごせたというコメントが目立ちます。
  • 一部では「備品がやや簡素」「布団のマットレスが少しへたっていた」などの指摘もありますが、総じて温泉・食事・ロケーションの満足度が高く、「価格以上の価値がある」との評価が多く見られます。

こんな人におすすめ!

休暇村 乳頭温泉郷は、「鶴の湯には憧れるけれど、古い木造の湯治宿に泊まるのは少し不安」という人にぴったりの選択肢です。

山奥の秘湯エリアにありながら、客室や館内は現代的で清潔、バス・トイレ付きの部屋も多く、温泉旅館に不慣れな人や高齢の家族連れでも安心して泊まれます。

複数の温泉を巡りたい温泉好きにとっては、「七湯めぐりの拠点」としても非常に便利で、鶴の湯や大釜温泉など日帰り入浴で攻めつつ、自分のベースは快適なホテルに構えるという使い方が可能です。

食事を重視するカップルや女子旅、一人で山歩きや写真撮影を楽しみたい旅人にもおすすめで、「秘湯デビュー」の1軒としても心強い存在になるでしょう。

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乳頭温泉郷 大釜温泉

乳頭温泉郷 大釜温泉は、旧木造校舎を移築したというユニークな建物が目を引く、全15室ほどの小さな湯治風情あふれる宿です。

ブナの森に囲まれた山あいに建ち、自家源泉かけ流しの茶褐色のにごり湯を24時間楽しめるのが最大の魅力。館内は板張りの廊下や教室を思わせる造りが残り、どこか懐かしいノスタルジックな雰囲気です。

客室や設備はあくまで素朴で、派手さやラグジュアリー感とは無縁ですが、「昔ながらの湯治場に泊まる」という体験を求める温泉好きにはたまらない一軒。

鶴の湯と同じ乳頭温泉郷にありながら、楽天トラベルから予約できるため、秘湯感と予約のしやすさのバランスが取れた宿でもあります。

宿の特徴

木造校舎を移築したレトロな湯治宿

かつての木造校舎を移築した建物は、外観からして独特の趣があります。館内に一歩入ると、きしむ板張りの廊下や教室の面影を残した空間が広がり、「まるで昔の学校に泊まっているようだ」と感じるゲストも多いとか。

最新式のホテルとは真逆の方向性ですが、写真映えも抜群で、ノスタルジックさを楽しめる人にはたまらない雰囲気です。

茶褐色のにごり湯が24時間かけ流し

大釜温泉の湯は、酸性のナトリウム塩化物硫酸塩泉で、茶褐色に濁った力強い泉質。わずかに硫黄の香りが漂い、肌にまとわりつくような感触が「いかにも秘湯らしい」と評判です。

内湯・露天ともに源泉かけ流しで、24時間いつでも入浴可能。熱めの湯とぬるめの湯の2槽があり、長湯派にも短時間でサッと温まりたい人にも対応してくれます。

自然に抱かれた露天風呂と足湯

露天風呂はブナの木立に囲まれ、季節の移ろいを肌で感じられるロケーション。

雪の季節には、白い雪景色と茶褐色の湯のコントラストが印象的です。夏季には乳頭温泉郷で唯一という足湯も用意され、到着早々にちょっと一息つくのにもぴったり。

温泉に浸かりながら、森の静けさと小鳥のさえずりを楽しめるのが魅力です。

山の幸が中心の素朴な田舎料理

夕食は、きりたんぽ鍋や山菜料理、川魚の焼き物など、山の幸を中心とした素朴な内容。あえて刺身などの海の幸を出さない方針で、土地らしさを大切にしたメニュー構成です。

派手な盛り付けではありませんが、「シンプルだけどほっとする味」「山に来た実感が湧く」と好評で、お酒と一緒にじっくり味わいたくなる内容になっています。

七湯めぐりも楽しめる好立地

乳頭温泉郷の一角にあるため、湯めぐり帖や循環バス「湯めぐり号」を利用して、鶴の湯をはじめとした他の名湯へ足を伸ばすのも簡単です。

大釜温泉に泊まりつつ、昼間は黒湯や妙乃湯へ日帰り入浴、タイミングが合えば鶴の湯の露天風呂も体験できるかもしれません。秘湯を巡る旅の拠点としても、非常に使い勝手の良いロケーションです。

口コミ

  • 茶褐色のにごり湯とブナ林の景色が相まって「まさに秘湯という雰囲気」「雪見露天が最高だった」と、温泉そのものに惚れ込む声が多数。冬に再訪を決意する人も多いようです。
  • 夕食は豪華ではないものの、山菜やきりたんぽなど素朴な料理が「どれも丁寧に作られていておいしい」と好評で、「この価格でこの内容なら大満足」というコストパフォーマンス重視の評価も目立ちます。
  • 女将さんやスタッフの飾らない接客が、「田舎の親戚の家に遊びに来たような安心感」「会話が楽しくてつい長居してしまった」と評判で、温泉と同じくらい人の温かさを理由にリピートするゲストもいます。
  • 一方で、客室にエアコンや冷蔵庫がなかったり、虫が出ることがあるなど、山の古い建物ならではの不便さを指摘する声も。「秘湯に慣れていない人にはハードルが高いかもしれない」というコメントも見られます。
  • それでも総合的には「温泉と雰囲気がすべてを補って余りある」「贅沢さよりも味わい深さを求める人向け」と前向きな評価が多数で、秘湯好きにとっては外せない一軒として語られています。

こんな人におすすめ!

大釜温泉は、多少の不便さや古さよりも「温泉の力」と「宿の味わい」を最優先したい人にこそ向いています。

鶴の湯本館のような“これぞ秘湯”の雰囲気を求めつつ、楽天トラベルから予約できる宿を探しているなら、候補の筆頭になる存在です。

木造校舎を移築した独特の建物は、写真を撮るのが好きな人にとっても魅力的で、どこを切り取っても画になる空間が広がります。一方で、最新設備のホテルに慣れた人や虫が苦手な人には、少しハードルが高く感じられるかもしれません。

山歩きや温泉めぐりが好きで、「多少ワイルドでも本物の温泉を味わいたい」「秘湯らしい空気感に浸りたい」というタイプの旅人に、強くおすすめしたい一軒です。

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鶴の湯別館 山の宿

鶴の湯別館 山の宿は、乳頭温泉郷・鶴の湯温泉が運営する小さな山の宿です。本館から約1.5kmほど手前、先達川沿いのブナ林の中にひっそりと佇み、全10室ほどの曲り家造りの木造旅館として、静かな時間を提供しています。

館内には乳白色の硫黄泉が注がれる大浴場と露天風呂があり、コンパクトながらも秘湯らしい雰囲気を味わえるのが魅力。なにより、宿泊者は鶴の湯本館の名物露天風呂も利用できるため、「本館に泊まれなくても鶴の湯の湯を楽しみたい」という人にとって現実的な選択肢になります。

楽天トラベルから予約できるプランもあり、電話のみの受付が多い本館よりも、空きさえ見つかれば手続きがしやすい点もポイントです。

宿の特徴

ブナ林と先達川に抱かれた静かなロケーション

山の宿は、ブナの森と先達川に囲まれた「山の懐」のような場所に建っています。

客室や食事処からは、季節ごとに表情を変える木々や雪景色を眺めることができ、夜になると周囲はひっそりと静まり返ります。

観光地の賑わいから離れて、自然の音だけを聞きながら過ごす時間は、まさに現実から切り離されたような感覚です。

乳白色のかけ流し温泉と小さな露天風呂

館内の大浴場・露天風呂には、鶴の湯らしい乳白色の硫黄泉がかけ流しで注がれています。

本館の大きな混浴露天に比べるとこじんまりとしていますが、その分ほかの宿泊客と出会う人数も少なく、静かに湯に浸かれるのが魅力。

湯船からブナ林を眺めながら、硫黄の香りに包まれて過ごす時間は、鶴の湯本館にも通じる“山の秘湯”らしさを十分に感じさせてくれます。

鶴の湯本館の名物露天も利用可能

山の宿の宿泊者は、鶴の湯本館の大浴場や名物露天風呂も無料で利用できるのが大きなポイントです。

車や送迎で本館を訪れ、憧れの“茅葺き屋根×混浴露天”の景色を体験したうえで、夜は人の少ない山の宿に戻って静かに休むという贅沢な使い方ができます。

「本館に泊まれないなら意味がない」とあきらめる前に、一度検討してほしい選択肢です。

囲炉裏端で味わう郷土料理と山の芋鍋

食事は、囲炉裏のある食事処「庵」でいただきます。名物の山の芋鍋をはじめ、岩魚の塩焼きや山菜料理など、炭火であたためられた料理が次々と並び、目にも舌にも楽しいひととき。

パチパチと燃える炭火を眺めながら、地酒をちびちびと味わう時間は、温泉旅のクライマックスといえるかもしれません。

全10室の小規模で素朴な造り

客室数はわずか10室ほどで、地元の木材と職人の手による素朴な造りが魅力です。

最新のホテルと比べれば設備は控えめで、季節によってはカメムシなどの虫が出ることもありますが、それも含めて「山の宿らしさ」として受け止められる人には、かけがえのない体験になるはず。

少数の宿泊客に丁寧に向き合うスタイルで、静かに過ごしたい人には理想的な環境です。

口コミ

  • 雪に包まれたブナ林と先達川を眺めながら過ごした時間が「まるで現実から切り離されたよう」「窓の外が一枚の絵画みたい」と評判で、冬の景色を絶賛する声が多く寄せられています。
  • 山の芋鍋や囲炉裏端の炭火焼料理は「どれも手作り感があってとてもおいしい」「量もしっかりあって食べきれないほど」と高評価で、食事を目当てに再訪するという口コミも見られます。
  • 鶴の湯本館と山の宿、両方の温泉を楽しめる点が「一度で二度おいしい」「本館の賑わいと山の宿の静けさを両方経験できて得した気分」と好評で、欲張りな温泉旅ができたという声が多いです。
  • スタッフは控えめながら温かい接客で、雪道の注意点や迂回ルートを丁寧に説明してくれたとの口コミも。「過剰なサービスはなくても、必要なところはしっかりフォローしてくれる」と安心感が語られています。
  • 山あいの宿ゆえにカメムシなど虫が出ることがある点に驚いたという声もありますが、「それも含めて山の宿」「良い思い出になった」と前向きに受け止めるゲストも多く、全体として満足度は高めです。

こんな人におすすめ!

鶴の湯別館 山の宿は、「どうしても鶴の湯の湯に浸かりたいけれど、本館の予約が全然取れない」という人にとって、もっとも現実的で満足度の高い代替案と言えます。

本館の名物露天や大浴場をしっかり楽しみつつ、夜は宿泊客の少ない山の宿で静かに眠れるため、「秘湯を味わいながらも、混雑を避けたい」という欲張りな希望を叶えてくれます。

囲炉裏端の食事やブナ林の景色など、山の宿独自の魅力も多く、単なる“妥協案”ではなく、ここを目的地にしてもよいほどの個性があるのもポイント。一方で、設備は素朴で虫も出る環境なので、ホテルライクな快適さを最優先したい人には不向きかもしれません。

秘湯感と静けさを愛し、本館にこだわりすぎず柔軟に楽しめる温泉好きに、心からおすすめしたい宿です。

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田沢湖高原温泉 田沢高原ホテル

田沢高原ホテルは、田沢湖と秋田駒ヶ岳を望む田沢湖高原温泉郷に建つ、家族経営の山のロッジ風旅館です。

全15室ほどの和室主体の客室を備え、天然温泉100%の単純硫黄泉をかけ流しで楽しめる大浴場と露天風呂が魅力。建物自体は決して新しくはありませんが、手入れが行き届き、どこか「田舎の実家」に帰ってきたようなぬくもりを感じさせる雰囲気です。

秋田駒ヶ岳登山や田沢湖観光の拠点としても人気が高く、田沢湖駅からの路線バスが停まる「田沢湖高原温泉」バス停の目の前という利便性も大きなポイント。

鶴の湯を含む乳頭温泉郷とは少し離れますが、同じ硫黄泉と山の景色を楽しみながら、落ち着いた料金で泊まれる現実的な選択肢です。

宿の特徴

天然温泉100%の硫黄泉と高原の景色

田沢高原ホテルの温泉は、単純硫黄泉の天然温泉を豊富にかけ流しで使用しています。大浴場と露天風呂からは、条件が良ければ田沢湖や周囲の山々を見下ろす景色を楽しめ、夜には満天の星空が広がることも。

鶴の湯ほど強烈な個性のある湯ではないものの、「匂いも肌ざわりも心地よくて、何度でも入りたくなる」と評されるやさしい硫黄泉です。

家族で営むアットホームな山の宿

公式情報でも「山のロッジ風の旅館」「田舎へ帰ってきた時のようなやすらぎ」を掲げており、その言葉どおりアットホームな雰囲気が魅力です。

チェックイン時のあいさつや食事処での何気ない一言、登山の相談に乗ってくれる姿勢など、過剰ではないけれど温かいおもてなしが、クチコミで高く評価されています。

大規模ホテルのようなマニュアル対応ではなく、人の顔が見える距離感で過ごせる宿です。

シンプルで落ち着いた和室の客室

客室は8畳前後の和室が中心で、全室にトイレと洗面台を備えています。設備はシンプルですが、掃除が行き届き、布団の寝心地も良いとの声が多いのがポイント。

高級感を求めるタイプの部屋ではないものの、「山旅のベースキャンプ」としては十分以上で、ゆっくりと休息をとることができます。

選べる秋田の鍋料理と郷土色豊かな夕食

夕食では、きりたんぽ鍋やしょっつる鍋、山の芋鍋など、秋田らしい鍋料理からメインを選べるプランも人気。山菜や川魚、地元野菜を使ったおかずが並び、派手さはないものの「手作りのぬくもりを感じる味」と評判です。

ボリュームもしっかりあり、登山やスキーの後には特にありがたい内容になっています。

登山・観光の拠点として抜群の立地

田沢湖駅からの路線バスが停まる「田沢湖高原温泉」バス停の目の前に位置し、車がなくてもアクセスしやすいのが大きな強み。

秋田駒ヶ岳登山バスの時刻や、田沢湖周辺の観光情報にも詳しく、早朝出発にも柔軟に対応してくれるなど、山旅派には非常に心強い存在です。

鶴の湯が取れず、代わりに「田沢湖エリアをじっくり楽しむ旅」に切り替える時にもぴったりの宿でしょう。

口コミ

  • 秋田駒ヶ岳登山の前泊・後泊で利用するゲストから、「バス停が目の前でとにかく便利」「登山バスの時間や装備の相談にも乗ってくれて心強かった」と、立地とサポートを高く評価する声が多数寄せられています。
  • 夕食の鍋料理や山菜料理は、「素朴だけれどどれも味付けが良い」「有名店で食べたきりたんぽよりこちらの方が好みだった」と好意的な口コミが目立ち、量・質ともに満足度が高い印象です。
  • 早朝出発の登山者に合わせて朝食時間を早めてくれたり、下山後の入浴や荷物預かりに柔軟に対応してくれたエピソードが多く、「おもてなしの心が伝わる」「またここを拠点に登りたい」と再訪を決める人も多いようです。
  • 建物や設備には年季が入っているものの、「掃除が行き届いていて清潔」「古さも含めて味わいがある」と前向きに受け止める声が大半で、ハード面よりも居心地の良さを評価するコメントが目立ちます。
  • 温泉については「硫黄の香りが強すぎずちょうど良い」「他の宿の湯より肌に合った気がする」と好評で、「次は連泊してもっとゆっくり浸かりたい」と再訪の意欲を示す口コミも多く見られます。

こんな人におすすめ!

田沢高原ホテルは、鶴の湯が取れなくて予定が狂いそうになったとき、「いっそ田沢湖と秋田駒ヶ岳を思いきり楽しむ旅に切り替えよう」と発想を変えられる人にぴったりの宿です。

硫黄泉の温泉と山の景色をしっかり楽しみつつ、田沢湖観光や登山、スキーなどアクティビティと組み合わせたい人には理想的なベースキャンプになるでしょう。

派手さやラグジュアリーさよりも、家庭的な料理と温かいおもてなしを求める人にも相性抜群です。一方で、「フォトジェニックな秘湯感」や「インパクトのある露天風呂」を最優先したい場合は、乳頭温泉郷のほかの宿の方が向いているかもしれません。

落ち着いた予算で、心地よい硫黄泉と山旅の拠点を手に入れたい人におすすめしたい一軒です。

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田沢湖高原温泉 ロッジアイリス

ロッジアイリスは、田沢湖高原温泉郷のブナ林に囲まれた高原に佇む、全12室の小さなロッジ風温泉宿です。

単純硫化水素泉の源泉かけ流し温泉を24時間いつでも楽しめるのが自慢で、青森ヒバ造りの内湯と岩造りの露天風呂が、ペンションサイズとは思えないほど本格的だと評判。

客室は和室を中心に、ペンションのカジュアルさと旅館の落ち着きを兼ね備えた造りになっています。

料理は地元の山菜や川魚、秋田こまちを使った手作りのメニューが中心で、見た目にも美しく、料金以上の内容だとクチコミで高評価。

鶴の湯の予約に敗れても、「静かな高原で温泉と食事をゆっくり楽しむ旅」に切り替えるなら、非常に有力な候補になる宿です。

宿の特徴

ブナの木立と田沢湖を望む高原の一軒宿

ロッジアイリスは、ブナの木立に囲まれた小高い場所に建っており、天気の良い日には瑠璃色の田沢湖を望むことができます。

周囲に大型ホテルやコンビニはなく、夜になると本当に静かで、「鳥の声と風の音だけが聞こえる」と表現されるほど。

人里離れた感覚を味わいつつも、田沢湖駅からのアクセスは比較的良く、秘境すぎない絶妙なバランスが魅力です。

24時間入れる単純硫化水素泉のかけ流し

館内の温泉は、単純硫化水素泉を豊富にかけ流しで使用しており、リューマチや神経痛、高血圧などに効能があるとされています。

青森ヒバの香る内湯はぬるめの温度設定で長湯にぴったり、露天風呂はやや熱めで、外気の冷たさとのコントラストを楽しめるスタイル。

24時間好きなタイミングで入れるため、「夜通し何度も入りに行ってしまった」という声も多い温泉です。

小規模で静かなロッジ風の客室

客室は本館・新館合わせて12室ほどと小規模で、和室を中心にシンプルながら落ち着いた造りになっています。

ペンションのようなカジュアルさがありつつ、畳の部屋でごろりとくつろげるのが特徴で、ファミリーやカップル、一人旅にも使いやすい雰囲気です。

宿泊者数が限られているため、館内が騒がしくなりにくく、「静かに本を読みながら過ごせた」という口コミも多く見られます。

旬の食材を使った手作り料理が高評価

夕食や朝食には、地元で採れた山菜や川魚、秋田こまちのご飯など、季節の食材を使った料理が並びます。見た目も色鮮やかで、「ペンション価格とは思えないクオリティ」「どれも丁寧に作られているのがわかる」と料理を絶賛する声が多数。

朝食付き・2食付き・素泊まりとプランが柔軟なので、旅のスタイルに合わせて選べるのも嬉しいポイントです。

リーズナブルな料金で温泉と静けさを満喫

全体的に料金は抑えめで、1泊2食付きでも比較的リーズナブルに泊まれるのが魅力。派手な設備や豪華なサービスはありませんが、「静かな環境で良い温泉とおいしい料理を楽しむ」という温泉旅の王道をしっかり押さえています。

鶴の湯のような“予約困難な超人気宿”ではありませんが、その分空室を見つけやすく、「直前でもなんとか予約できた」というエピソードも少なくありません。

口コミ

  • 家族旅行で利用したゲストからは、「ペンションと思えないほどしっかりした建物と温泉」「ブナ林に囲まれたロケーションがとても落ち着く」との声が多く、静かな雰囲気を高く評価するコメントが目立ちます。
  • 夕食・朝食ともに「種類が多く一品一品が美味しい」「見た目も綺麗で、料金から考えると信じられないクオリティ」と料理への満足度が非常に高く、「食事目当てでまた来たい」という口コミも少なくありません。
  • 温泉については、「ペンションとは思えない広さの浴室」「内湯はぬるめで長湯でき、露天は少し熱めで体の芯から温まる」と好意的な声が多く、ほぼ貸切状態でゆっくり浸かれたというゲストもいます。
  • スタッフは少人数ながら、「親切で丁寧」「静かに過ごしてほしいという気持ちが伝わる」と評判で、必要以上に干渉しない距離感が心地よかったというコメントも。居心地の良さを理由にリピートする人も見られます。
  • 一方で、「露天風呂の湯温が少しぬるく感じた」「周辺にコンビニや飲食店がほとんどないので、事前に買い物を済ませる必要がある」といった指摘もあり、静かな立地ゆえの注意点として挙げられています。

こんな人におすすめ!

ロッジアイリスは、「派手な秘湯感や有名な名前にはこだわらないけれど、静かな環境で本物の温泉とおいしい料理を楽しみたい」という大人の旅人にぴったりの宿です。

鶴の湯が取れずにがっかりしている人も、高原のブナ林に囲まれたこの宿で過ごせば、「これはこれで来てよかった」と気持ちを切り替えられるはず。

小規模な一軒宿なので、館内が賑やかになりすぎることも少なく、読書やワーケーションをしながらの長めの滞在にも向いています。

料金が比較的リーズナブルなのも嬉しいポイントで、「予算を抑えつつ温泉と食事を妥協したくない」人にはまさに好都合。一方、周辺にお店がほとんどないため、夜に飲み歩きたいタイプの旅には不向きです。

田沢湖エリアで静かな大人の温泉時間を過ごしたい人に、強くおすすめできる一軒です。

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まとめ

鶴の湯は確かに予約困難ですが、視点を変えれば選択肢はまだまだあります。

乳頭温泉郷の中では、休暇村 乳頭温泉郷や大釜温泉、鶴の湯別館 山の宿が「秘湯感」と「予約のしやすさ」のバランスが良い候補に。少し範囲を広げれば、田沢湖高原温泉の田沢高原ホテルやロッジアイリスで、硫黄泉と山の景色、おいしい郷土料理をゆったり楽しむという選択も現実的です。

「鶴の湯じゃなきゃ意味がない」と思い込まず、泉質や雰囲気、アクセスなど自分の優先順位を整理すると、むしろ自分好みの湯宿に出会える可能性が高まります。

今回紹介した宿をうまく組み合わせれば、鶴の湯を諦める旅ではなく、「東北の山の温泉文化を味わい尽くす旅」にアップデートできるはずです。

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